精神の患い-鄭明析(チョンミョンソク)牧師先生とベトナム戦争

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チョンミョンソク牧師とベトナム戦争2

「頭を後ろにのけぞって天を仰いでいた。
だれもいない青い青空には、白い雲だけが静かに浮かんでいる。
青い空、白い雲さえもすべてがなじまない異国の地だ。
熱帯の燃える太陽がやはり異国の地ベトナムだ、ということを否定できないようにしている。
爆弾の音が聞こえてきて、耳が裂かれるほど聞こえてくる。
銃の音に心はドキッとして、髪の毛は天に引っ張られるように立っていた。」
鄭明析牧師がベトナム戦争に行かれた時の話より

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先日、ベトナム戦争に鄭明析牧師が行かれた時の事を涙ながらに話していた方がいた。
それを通して、私がベトナムに行った時のことを思い返したので今日は一つだけ書いてみる。
よく戦争に行った兵士たちは帰国後、精神の病を患う人が大半だというが、正確に言えばそれは戦場にいる時から起こっていることもあると知った。

 

 

それが何故なのか、私は一つの体験を通して悟った。
ベトナムに行ったのは2005年のことだ。

 

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ベトナム戦争資料館には残酷な死に方をした方々の写真がたくさんあった。
また、日本でいえば防空壕みたいな戦争跡地にも行った。
そこで、「銃を撃つ」体験を私はしたのだ。
たった一発だけ、撃った。
そして一緒に同行していた10名程の人達も続けて撃った。
正直、私は正気でいることができなかった。
ただ茫然と音を聞くしかなかった。
一発でも聞くのは嫌だった。

ましてや自分が撃った時の衝撃は今でも忘れられない。
たった一発なのに。

思い出しただけで気が狂いそうだ。
ただ一発撃っただけなのに。
恐ろしいほどの恐怖心だ。

 

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だから。
銃声の中で鄭明析牧師が気が狂わなかったこと、最後まで神様を呼び続け、その声に従ったこと。。
それがどんなに大きいことだろうか。。それを実感した出来事だった。

投稿者プロフィール

RIO
キリスト教福音宣教会のRIOです。
東京郊外生まれ&育ち。数年前からつくば市に在住しています。職業は、子供関連の仕事をしています。
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