野菊-詩

野菊-詩
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野菊
青々とした空に雨風とは
なんという晴天の霹靂だろう

半球に出てのんびりと
空を飛んでいた鳩も
草原ではしゃぎ回る野ノロも
皆隠れてしまった

からっぽの空 からっぽの草原
そこにコノハズクの声と共に
春からもがきながら
雨風に打たれて咲いた野菊一輪
避けるところも無く
びっしょりとただ打たれて立っている
体が押し潰されそうだ

早春から晩秋まで
一度も避けられなかった
雨風 冷たい霜にも
最後まで咲いている
花の中の花
彼は地球村の聖者なる
人花なのだ

作者 チョンミョンソク牧師
 

野菊-詩1

この世にあるもの
美しいものがたくさん、あちらこちらにある。
自然は美しい。

しかし、人間ほど美しいものがどこにいるだろうか。

人間が咲くまでには
雨風にうたれ
人々に踏みつぶされ
批判を受ける

ただ咲くことができる美しい花なんて無いのだ

その中でも最後まで残る花は
聖者の花

聖者の花は誰が何を言おうと
最後まで存在できるか否か
それが決め手だ

聖者が聖者でないなら
いつしか消え去る

自分は果たして最後まで咲くことができるのか?
聖者のように生きることができるのか?

聖者の花は、雨風のない、暖かいポカポカしたところで咲くわけではない

雨風強く、冷たい雨の中でも最後まで残る花
それが聖者の花

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