シリアなど難民問題「明白な緊急事態」

シリア難民問題。無視できない、待ったなしの全世界が注目すべき難題だ。

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「難民申請数は歴史的な多さ」-OECD

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 経済協力開発機構(OECD、本部パリ)は22日、日米など加盟34カ国の移民や難民の動向をまとめた報告書「国際移民アウトルック2015」を発表した。その中で、加盟国への難民申請数は「歴史的多さ」になっていると報告。「世界レベルで協調し、対応に当たる必要がある明白な緊急事態」と警告している。

 報告書では、加盟国への難民申請数は2010年以降急増、14年は前年比46%増の80万5510件を記録。過去35年間ではユーゴスラビア紛争を受け増加した1992年に次ぐ多さとなった。2015年の申請数は「さらに増える」と予測している。

 14年のデータによると、申請先は7割以上が欧州、上位10カ国は、米国(2位)とトルコ(3位)以外全て欧州諸国が独占。
トップはドイツの17万3070件。日本は5000件で加盟34カ国中20位。

 難民申請者の出身国は、シリアが最も多く約13万件。次いでイラクの約6万5000件、セルビア(コソボ含む)やアフガニスタン、エリトリアも各4万件以上、ウクライナも1万5000件以上。

日本の人口の半数以上に当たる人が世界中で難民状態

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UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)発表によると、2014年末の時点で、世界中で5,950万人が、内戦や治安悪化などによって難民や国内避難民などとして故郷を追われ、強制的に移動しなければならない状況に置かれている。

このうち、1,950万人が、母国を離れ他国に逃れている「難民」、約3,820万人が自国にとどまって避難生活を送っている「国内避難民」、そして180万人が「庇護希望者」だ。

シリア難民 3歳男児が死亡 浜辺にうちあげられる

9月上旬。

トルコの浜辺に打ち上げられたシリア難民の写真が全世界に衝撃を与えた。うつぶせになって海岸に倒れていた、たった3歳の男の子。

男児はアラン・クルディちゃん(3)。9月2日未明、両親と兄のガリブちゃん(5)と共に、一家でギリシャに向かう密航ボートに乗った。しかし、約30分後に高波でボートが転覆。トルコ西部の海岸に遺体が打ち上げられた。アランちゃん、ガリブちゃん、母親のレハンさん(35)の計3人が死亡した。

 シリアのラジオ「ロザナFM」(電子版)や英BBC放送(電子版)によると、トルコ沿岸警備隊に救助された父親のアブドラさん(40)は「妻子を助けようとしたが、駄目だった」「トルコ人の密航手引き業者は高波が来ると、自分だけ海に飛び込んで逃げた」と述べた。手引き業者に支払った密航料金は4000ユーロ(約53万円)だったという。

アブドラさんは「誰も批判しようと思わない。自分を責めるだけだ」と話し、妻子の悲劇がシリア内戦による多数の犠牲者の一部に過ぎないと語った。周囲の励ましにも「私には何も残っていない」と悲嘆に暮れていたという。Syria
アランちゃんを抱いて悲しむ父アブドラさん

シリアでの内戦が続いて5年目

内戦の結果は、この男の子に象徴される。

シリアでの内戦は一言で説明できるほど簡単なものでもない。そして難民の問題も簡単に説明が出来ない。複雑に各国が絡んで入り混じっている。

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難民として移動できる人はまだそれでも幸運だともいう話もある。お金の無い人はシリアに残らざる得ないからだと。

 

難民の移動中の死亡事故

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しかしシリアを出たとしても艱難が続く。徒歩でヨーロッパ諸国をめざし、多くのシリア難民はドイツを目指して動く。スマートフォンで常に情報交換をしながら、ドイツまでのルートをたどる。密航業者、詐欺も横行している。

9月20日にはエーゲ海で、難民など46人をを乗せたゴムボートが、フェリーと衝突して沈没。この事故で、20人が救助されたが、子ども6人を含む13人が死亡、13人が行方不明。

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IOM(国際移住機関)によると、2015年に入ってから、これまでに2,800人を超える難民や移民が、エーゲ海などの地中海で命を落としていていて、海を渡る難民らの犠牲が、あとを絶たない状況が続いている。

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足止めされる難民 滞留恐れる各国・相互不信で国境閉鎖

クロアチアに入った難民や移民1万人以上が行き場を失ったままだ。周辺国は自国で滞留するのを恐れ、人々の流れを隣国で押しとどめようとする。関係国間の不信は高まる一方だ。

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クロアチア北部とスロベニア東部を結ぶ高速道路のスロベニア側国境検問手前では、約千数百人の難民らが長さ数百メートルの「緩衝地帯」にテントを張る。クロアチア国内からバスでスロベニアを目指したが、国境通過が認められず、身動きが取れなくなった人々だ。

 

私に出来ること 知ること

今だけの現実を見たら無視することは出来ない。
無関心の祈りは、神様の心には合わない祈りだ。
知ることからまず始めたい。知って祈ることから始めたい。

知ることがそれほどにも大きい。
世の中のすべてのことが、「知っている人」だけが分かって行なって得るし、
「知らない人」は知らずに生きて終わる。
摂理のチョンミョンソク牧師 明け方の箴言より

知ることが主権だ。知らなければできない。
摂理のチョンミョンソク牧師 明け方の御言葉より

難民問題はシリアに限ったことではなく、今も命からがら海を漂流する他国の人々もいる。
受け入れようとする国々にも限界がきている。

しかし、難民をそのままほおっておいたら死ぬしかない。
大元をたどれば一つの民族だと誰が言ったか。
全ての人は神様の手が触れてこの世に生まれた人達であり
誰一人として、神様に不必要な人はいない。

今の時点の難民問題をこれが終わりでなく、必ず解決する結果の日を願って。
その日が訪れると堅く信じる。

今の状況を結果で終わらせるのか、未来へ続く現在にするのかは私達一人一人にかかっている。

<現在>大変でも「完全な生、未来に向けての生」を生きれば、
<現在>においては大変ではあるけれども、
それによって<現在>においても得て享受して生きるし、
その生によって<結局(結果)>においても得て享受して喜びで生きるようになります。
2015年9月20日 摂理主日礼拝の御言葉 チョウン牧師

参考:
毎日新聞1
毎日新聞2
時事通信
FNN
朝日新聞社
AAR Japan
Unicef
The Huffington Post Japan
クローズアップシリア 国連UNHCR協会

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