少年兵散る! 白虎隊から学ぶ現代の情報社会を生きる知恵

こんにちは

高校生の時は漫画やゲームが好きと、少しおたくだったタイム博士です。

さて、皆さんは17歳の時には何をしていましたか?

または何をしたいと思っていますか?

部活に明け暮れていた、友達と楽しい日々を過ごしていた、学業に励んでいた、または恋愛に明け暮れていたなどと様々な回答があるでしょう。

しかし、今から約150年前の日本では、17歳でも文字通りに戦争で命を懸けて戦わなければならないことがあったと聞いたら信じますか?

二十歳にもならない17歳以下の少年たちのみで組織された軍隊、白虎隊(図1参照)が今回の主人公です。

 

図1.白虎隊像(福島県・会津若松市)

 

1.戊辰戦争の悲劇「白虎隊」

白虎隊が歴史舞台に現れたのは、時代の変わり目、戊辰戦争が始まった時でした。白虎隊を組織する会津藩が新政府軍と対峙することになったため、白虎隊も新政府軍を相手に参戦します。

しかし、新政府軍の攻撃は激しく、強く、白虎隊は追い詰められていきます。仲間を失い、20名の隊員は命からがら飯盛山に逃れるようになりました。そして、飯盛山を登ってあたりを見下ろした時、白虎隊にとって信じ難い光景が広がっていました。

「ああ! 城が燃えている!」

彼らの目の前には、本拠地となる城が炎に包まれているのが見えました。炎に包まれた城を見て、白虎隊は自分たちの敗北を認めることになりました。そして、生き恥をかくのなら潔く死のうと、20人の内19人がその場で自刃してしまいました。

実はこの時、炎に包まれていたのは城下町で、城が燃えているというのは白虎隊の勘違いでした。この勘違いにより、死ななくてもいい若い19人の命が絶たれてしまいました。このため、白虎隊を一つの悲劇の象徴として強く記憶している人も多いのではないでしょうか。

 

2.白虎隊の悲劇は現代の悲劇?

もしも彼ら白虎隊が炎に燃えているのは城下町という正しい情報を知っていたのなら自決以外の道もあったでしょう。

さて、本題はここからです。
実は白虎隊の悲劇は戊辰戦争だけでは終わらず、現代ではもっと起こりうるのではと、私は考えております。
なぜでしょうか?

それは現代になって、扱う情報量が膨大に増えているからです。インターネットが普及する以前の2000年ぐらいではテレビや新聞などのごく限られたメディアしか情報を発信することができませんでした。しかし、2000年からインターネットが普及していくにつれ、個人でも気軽に情報を発信できるようになり、1994年から2006年と比べただけでも639倍の情報量となりました(図2参照)。しかも、気軽に増えた情報は有益な情報ばかりとは限りません。むしろ責任を伴わないために無責任なデマや嘘の情報であったりと、かえって害になる情報の可能性もあります。たとえば、2016年の熊本地震の時には、動物園からライオンが逃げたと根も葉もない噂が出回り、不必要な恐怖を人々に与えて混乱することがありました。


図2.選択可能情報量の推移(平成18年度総務省情報流通センサス)

このように情報が大量に存在する現代に生きるからこそ、私たちは情報を扱うときには慎重に扱う必要があります。もし無暗に情報に接して見たまんま判断するのならば、城が燃えていると誤解して自決した白虎隊のように、自分自身を傷つけたり、大切な人を傷つけてしまう恐れがあります。

 

3.現代を生きる知恵「確認」

それでは、情報が氾濫する現代で私たちはどのように生きるべきでしょうか?
今回は下記の聖句をご紹介しましょう。

だから、主がこられるまでは、何事についても、先走りをしてさばいてはいけない。主は暗い中に隠れていることを明るみに出し、心の中で企てられていることを、あらわにされるであろう。その時には、神からそれぞれほまれを受けるであろう。(コリント人への第一の手紙/4章5節)


図3.イエス・キリストの復活(ノエル・コワペル作)

主が来られるまで、すなわち神様が来られるまで無暗に判断してはいけないと書かれています。それでは具体的にどのようにしたら神様が来られるとというのでしょうか?

それは確認することです。しっかりと精密に分析し、確認してこそ、太陽が夜を照らすようにすべてが明らかになります。また、しっかりと確認しておいてこそ、誰が来たとしても、それこそ神様が来たとしても「私はここまで確認したからこの情報は正しい」と胸を張って答えられるのではないでしょうか? 確認する過程は、人間を神のような判断をする知恵を与えます。

それではどこまで確認すべきなのか。ここに確認について、興味深い経緯(いきさつ)が一つあります。

ある牧師がインターネットの記事を読んだ時の話です。

牧師の読んだ記事には、25万メートルの洞窟を掘ったという記事が書いてあり、牧師はビックリしました。しかし、同時に25万メートルの洞窟を人間が掘れるのかと疑問に思いました。そこで、その記事は本当なのかと現地に行って確認することにしました。飛行機に12時間乗って、さらに車に2時間乗った場所にその洞窟はありました。果たして25万メートルと噂されるその洞窟は、本当にあったのか?

高いお金と長い時間を費やして行ってみれば、噂の洞窟の深さはたった10メートル程の深さしかありませんでした。インターネットの記事と比べれば、実に2万5000倍もの長さに水増ししていました。

もし、インターネットの記事をそのまま信じていたらまんまと騙されていたでしょう。まさか騙す相手も、まさか12時間も掛けて確認する奴がいるのかと驚いたでしょう。このように、時間とお金を投資して、損することがあっても実態を確認すれば、絶対に騙されることはありません。

現代は情報の量も多いと同時に、情報が伝達する早さもずば抜けて早いです。それこそついさっき起こったニュースが、瞬時に世界の裏側にまで伝達される時代です。多くの情報が洪水のように氾濫する中、私たちは早く判断を迫られることが多々あります。しかしだからこそ、私たちは確かな情報を掴(つか)んでいく必要があります。一万の嘘の情報よりも一つの真実な情報があってこそ正確に判断することができます。

そのためにも、本当にそうなのかと慎重に裏を取って確認することが大事ではないでしょうか? 本当にそうなのかと疑問に思い、一つ一つ吟味して確認していってこそ、真実な情報を掴みとる眼を養うことができます。そうしてこそ、白虎隊のような間違った情報による悲劇を断ち切ることができます。

この確認という言葉をいつも忘れず、真実を掴みとる皆さんになることを祈ります。

投稿者プロフィール

タイム博士
タイム博士
東京大学大学院を修了し、メーカーの知的財産部で勤務。

歴史とラーメンをこよなく愛するナイスガイ。

友人に最高の歴史書として聖書を勧められて、読んでみるも最初は全然分からない(>_<)

しかし、諦めずに7年間学ぶと、実は聖書の話を通して生活の知恵を得られることに気づく!

趣味の歴史を通して、聖書の実質的な世界を感じていただければ幸いです♪

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