安保法案 15日衆院委で採決へ-平和への思い

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安保のことが毎日話題になり、明日15日には衆院平和安全法制特別委員会で採決、
16日か17日の衆院本会議で採決し、参院に送付する構え。

いろんな意見がある中、正直分からないこともたくさんあり
直接、自民党のHPを見て安倍首相の話を読んでみた。

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目次

安倍首相の発言

もはや一国のみで、どの国も自国の安全を守ることはできない時代であります。
この2年、アルジェリア、シリア、そしてチュニジアで日本人がテロの犠牲となりました。
北朝鮮の数百発もの弾道ミサイルは日本の大半を射程に入れています。
そのミサイルに搭載できる核兵器の開発も深刻さを増しています。
我が国に近づいてくる国籍不明の航空機に対する自衛隊機の緊急発進、
いわゆるスクランブルの回数は、10年前と比べて実に7倍に増えています。
これが現実です。そして、私たちはこの厳しい現実から目を背けることはできません。

 

同時に、万が一への備えも怠ってはなりません。
そのため、我が国の安全保障の基軸である日米同盟の強化に努めてまいりました。
先般のアメリカ訪問によって日米のきずなはかつてないほどに強くなっています。
日本が攻撃を受ければ、米軍は日本を防衛するために力を尽くしてくれます。
そして、安保条約の義務を全うするため、日本近海で適時適切に警戒監視の任務に当たっています。
私たちのためその任務に当たる米軍が攻撃を受けても、
私たちは日本自身への攻撃がなければ何もできない、何もしない。
これがこれまでの日本の立場でありました。本当にこれでよいのでしょうか。

 

日本近海において米軍が攻撃される、そういった状況では、私たちにも危険が及びかねない。
人ごとではなく、まさに私たち自身の危機であります。
私たちの命や平和な暮らしが明白な危険にさらされている。
そして、その危機を排除するために他に適当な手段がない。
なおかつ必要最小限の範囲を超えてはならない。
この3つの要件による厳格な歯止めを法律案の中にしっかりと定めました。
さらに、国会の承認が必要となることは言うまでもありません。
極めて限定的に集団的自衛権を行使できることといたしました。

 

もし日本が危険にさらされたときには、日米同盟は完全に機能する。
そのことを世界に発信することによって、抑止力は更に高まり、
日本が攻撃を受ける可能性は一層なくなっていくと考えます。

 

ですから、戦争法案などといった無責任なレッテル貼りは全くの誤りであります。
あくまで日本人の命と平和な暮らしを守るため、そのためにあらゆる事態を想定し、
切れ目のない備えを行うのが今回の法案です。

 

引用 抜粋:自民党HP

 

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国を守る責任とその背景

代表の中の代表、スポーツで言うならキャプテン、中心者。
中心者は普通の人といつも違うものが見えている。

他の人には言えないが中心者だけが知っていること、秘密にしなければいけないこともたくさんある。
それを安倍首相の発言から強く感じた。
時には反対と批判覚悟で臨まなければならないという時は、強い信念と思いが無いと出来ることでは無い。

国籍不明の航空機については、そのことを知ることが出来る職業の人から直接、私はその話を何度も聞いた。
むしろ。国籍不明ではない、明らかという話も聞いた。
公になってないだけで、誰しもがこの辺りは予測できることだろう。

「国を守る責任がある。」
国を守れない政府があったら、それは果たして政府と言えるだろうか。
国民を守るどころか、奴隷のようにしてしまう国があったら、それは正常な国家だろうか。

子供には細かい事情は言えなくても、外敵から親が子供を守るのは当たり前のことだ。

 

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しかし。ちょっと待とう。守る方法は様々だ。

世界的に見れば、あの小さな国を多くの国が攻められない理由が何か。
まさしく彼らが核を持っているからだ。

核をもつことも抑止力の一つと彼らは言う。
抑止力は平和をもたらすのか。新たな争いの火種となるのか。

抑止力も限界を超えると悲劇を招く。
限界線を越えると、それまで良いとされていたものも異常となる。
限界を超えると秩序を保つことは出来ない。

私達がもつべき抑止力は、「戦争を可能にする選択肢」なのだろうか。

 

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対話と協調は最大の抑止力にならないだろうか

人同士、「対話」がなければ遠くなる。

同じ世界、同じ地域で一緒に生きても、「対話と疎通」で一つになってはじめて、一緒に生きていくことができる。

対話無しの平和はあり得ない。

緊張が高まっている隣国へは、日本の安全保障政策の転換に対してどのようにうつるだろうか。
隣国のみならず、世界にはどのようにうつるだろうか。

対話をするときに今回の安保法案がありながら対話することと、
そうでないこと、違いは起きないだろうか。

武器を持ちながら対話すること、武器を持たないで対話すること、結果が違うのは目に見えている。

 

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先人たちの願いと行い

今の世界各国、様々な紛争や問題はある。
がしかし、第二次世界大戦の後、崩壊した歴史の中で
先人たちが平和を求め、試行錯誤の中、今の平和の世界を生み出した。

第二次世界大戦の最中、誰が今のような世界を想像しただろうか。

二度と戦争はしてはいけないと叫ぶ先人達がいたからこそ
平和憲法がその目的通りに守られてきた。

紛争と争いのないところで歴史が起こる。

平和であれば歴史は起こる。
だけれども、平和でなければ歴史は起きない。

 

私の選択

私は何を選択すべきだろうか。

私は、キリストの願う平和についてこれでもかというくらい学ばせていただいた。

 

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敵を愛する生き方

信仰者としてはキリストが、敵対する人達、また敵対する可能性がある人達が周囲にいる状況下の中、
どう生きたのかについて着目したい。

キリストはその生をどう生きたのか。

よく博愛主義という言葉があるが、見栄えだけがいい形式的な愛、上っ面の愛では無かった。
極的な環境、自分の命が危うい状況でも、愛することが出来ない状況だったとしても
自分を反対する人、命を狙う人に絶対銃を向けず、最後まで敵を愛したキリスト。
悟った愛、真実に輝く悟りの命愛。

それがキリストの生だった。
聖書にある言葉の通りの生を生きた。

 

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マタイによる福音書5章9節
平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。

 

ローマ人への手紙12章18節
あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。

 

コリント人への第二の手紙13章11節
最後に、兄弟たちよ。いつも喜びなさい。
全き者となりなさい。互に励まし合いなさい。
思いを一つにしなさい。平和に過ごしなさい。
そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいて下さるであろう。

 

ペテロの第一の手紙3章11節
悪を避けて善を行い、平和を求めて、これを追え。

 

これを実際に行うのはとても難しいことだが、ベトナム戦争に行った鄭明析牧師は次のように話している。

 

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ベトナム戦争時 鄭明析牧師の姿(右)

 

鄭明析牧師の平和への思い

私がもしあの夜
彼らを滅ぼしたのなら
どんな顔をして
今日与えられたこの使命を
天の前で果たせるだろうか
<鄭明析牧師とベトナム戦争 詩1より>

私が今夜
彼らを殺して
英雄になったって
何になるだろう

この世で褒められ
英雄になれても
この世の生活が終わってから
天の国に帰って
どんな顔をして
兄弟を殺したのに
我が父に会えるだろうか
<2003年1月26日 主日礼拝の御言葉より>

ああ、戦争、お前のせいで
目を開けてみていられない
すさまじい火の海になったのだ

あの若者たちの体に
ウジが湧くようにしたのだ
<2003年4月6日 主日礼拝の御言葉より>

人に害を与えたり殺したりすると、自分も死ぬようになるし、損害を被る。
少し遅く死ぬし、遅く害を被るだけだ。
<1967年8月 ベトナムにて>

ベトナムにいた時でも、人を殺しませんでした。
敵がいるんだとしても、その人を私のように思って、またその人を考えるのではなくて、その人だけじゃなく、その家族を考えたんです。親、恋人のことを考えたんです。子供達のことを考えたんです。
その苦しいこと、その苦痛を、私が銃を一発撃たないことによってその人がそのように生きられるのに。
銃に撃たれている姿を親、兄弟、恋人が見ているんだという風に考えると到底、銃を撃つことができなかったんです。
敵を殺さないと私は死ぬしかない、という状態で敵を生かしたいと言っていたら
神様が「あなたは行って愛しなさい」と言いました。
愛したのでお互いに生きるようになったのです。
<2004年5月23日主日礼拝の御言葉より>

 

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日本の可愛い子供達が戦闘に参加することを、私は選択できないし容認できない。
神様の前で、そんなことは出来ない。
私が天国に行って、それを神様に言うことがどうして出来ようか。
「国を守るために、戦闘しに行かせました」とは言えない。
その人が自衛隊員であっても100%止める。

戦争を知っている人達から、幾度となく聞いた戦争の悲惨さ。
その人達が流した血を考えたら、取り戻すことの出来ない傷を考えたら選択できない。

 

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いくら抑止力が必要だとしても、今回の法案の内容は選択できない。

これを読んでくださってる皆さんは、日本が何を選択すべきと考えるだろうか。

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