なんだこれは?!なんておしゃれな校舎なんだ!
神戸女学院大学(神女)にはヴォーリズが設計した校舎がある
国の重要文化財で米国の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した校舎群が、8月3日から一般公開されている。建物は、いずれも「スパニッシュ・ミッション・スタイル(南地中海様式)」と呼ばれる建築様式で、赤いスペイン瓦を使う屋根や半円形のアーチ窓などが特徴という。
引用:西宮経済新聞
このおしゃれな校舎を見たら、誰でも神女に行きたくなるのではないでしょうか?でも、ただおしゃれなだけではないのです。
この神女は、2人の米国人女性宣教師によって創立された大学。大学のあちこちに、信仰の香りを感じることが出来ます。このおしゃれな校舎を建築したヴォーリズも、建築家というだけでは終わらない人だったのです。
外国人伝道に身を捧げたヴォーリズ
ヴォーリズは「神の執事」とまで呼ばれた人です。
アメリカ生まれのヴォーリズは元々、建築家を志していました。しかし当時、外国人伝道を行っていたキリスト教宣教師に感銘を受け、なんと建築家の夢を捨ててまで外国人伝道に身を捧げる決意をしたのです。
そしてついに1905年、明治38年。ヴォーリズは来日。目的はもちろん伝道でした。
外国人伝道の道のりは困難を極めた
ヴォーリズが来日した以降、日本は戦争の時代へ突入します。そのような中でもヴォーリズは帰国せず、日本へ帰化。一柳米来留(ひとつやなぎめれる)と改名するのです。
建材やオルガンの輸入、メンソレータム(現メンターム)の販売などを行った「近江セールズ」の創立。私立としては日本初の結核療養所であり、疎外されていた結核患者を救い続けた「近江療養院」の開設。小さな保育施設から始まり、幼稚園から高等学校にまで及ぶ教育活動。
ほかにも図書館の運営、出版など多くの文化事業を行い、建築においては住宅から学校、教会、デパートメントやホテル、オフィスまで幅広く手がけ、その数は戦前だけで1500件を数えました。
事業家の一面もあったと言えましょう。でもそれが一番の目的ではなく、「様々な職業を通じて、人間生活の基準となるような、キリスト的生活を徹底的に実践すること」にあったといいます。建築活動は彼の伝道を支える経済基盤として始まったのでした。
人間一人では<自分の考え、人間の考えの限界線>を抜け出すことができない。
「主と一緒に、聖霊と一緒に」だ。
摂理の鄭明析牧師 明け方の箴言より
ヴォーリズが自分の考えに縛られて自分の思い描いていた夢だけで一生を終えたら、こんなにも多くの神様からのプレゼント、祝福は得ることが出来なかったことでしょう。ヴォーリズは伝道師としては勿論、建築家、事業家、教育家としても大成功をおさめたのです。
ヴォーリズ建築は国を超える
神戸女学院のみならず同志社大学、大阪女学院、広島女学院、立教女学院、横須賀学院、西南学院大学、桜美林大学、広島女学院、東洋英和女学院、聖隷クリストファー高校、フェリス女学院、静岡英和女学院、聖和大学、神戸市看護大学、梅光学院大学、活水学院大学などの各大学にヴォーリズ建築があります。
また、日本の各教会、レディースクリニックやホテル、オフィスビル、病院。
海を飛び越えてアジア各国にも広がり、 韓国の梨花女子大学をはじめとして 北朝鮮や中国、台湾にまで広がっています。
こうやって経緯を知ると、また違って建物が見えてきますよね。近くにいたら神女にぜひ行ってみたかった(´-ω-`)御心の時にぜひともいきたい!
参考:
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