チョ・グク(曺国)元法相は、娘の大学院不正入学や不透明な投資などの疑惑が上がる中でも、文在寅大統領が強行任命した。
文大統領の側近中の側近といわれ、<大統領府民情首席秘書官>を務めてきた人物だ。
それが僅か一か月余りで辞任することになり、文政権運営に対しての影響は必須だ。
文大統領の支持率は50%を超えていたが徐々に下降していた。チョ・グク元法相の任命後からは更に下降。中央日報が9月末に行った調査では、支持率は37.9%だった。他の世論調査でも40%前後、もしくは30%台であった。
任命後は、チョ法相の支持派と反対派がそれぞれ集会を複数回開いていた。
特に大規模な集会となったのは10月3日、数十万人が集まった「光化門集会」だ。
「チョ・グクは退け」
「文在寅は退け」という声があがった。
この集会で、チョ・グク元法相は辞任を申し出たと言われている。
【即日辞任】韓国のチョ・グク法相が辞任表明https://t.co/UMMJHQPaUk
チョ法相は辞任の理由について「これ以上、私の家族のことで大統領と政府に負担を掛けてはいけないと判断した」と説明した。 pic.twitter.com/k6vksK4wIB
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 14, 2019
【韓国法相辞任 文大統領が謝罪】https://t.co/lWtsi4BqVK
韓国の文大統領が14日、チョ・グク法務部長官の辞任についてコメント。「国民の間に多くの葛藤を引き起こしたことについて非常に申し訳なく思う」と、チョ長官任命後に拡散した国論分裂の事態について謝罪した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 14, 2019
韓国の曺国(チョ・グク)法相はきょう、家族の不正疑惑を巡る捜査拡大を受けて辞意表明。野党の反対を押し切り、わずか5週間前に曺氏の法相任命を断行した文在寅大統領にとって、政治的な痛手となりそうだ。 https://t.co/96HTJzCQHy pic.twitter.com/TI30W2T8su
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) October 14, 2019
今後、韓国の政治はどうなるのか、文政権がどうなるのか。
それに伴い日韓関係、南北関係はどうなるのか。
しばらく韓国から目が離せない状態が続く。
参考:読売新聞、朝日新聞、産経新聞、時事通信、JBpress、中央日報、東亜日報、日本経済新聞、NHK、NEWSWEEK