今までにたくさんのことがあったけれど、
その多くは覚えていないものです。
忘れてしまったことってたくさんあるとおもいます。
一度、思い出してみてください。
歴史は繰り返すと言いますが、自分の人生でも繰り返し失敗したこともあるし、
案外、きっぱりやめられたこともあるかと思います。
繰り返してしまったなら、そこにキーとなるなにかがあるはずだし、
もう乗り越えたことなら、もう一度感謝して喜んでみてはいかがでしょう。
長く生きていると、たくさんのことを忘れます。
洗脳を警戒する人も多く見ますが、
教えてくれる御言葉だってすぐに忘れてしまいます。
御言葉で脳をいっぱいにするって案外むずかしいのです。
実際に働きかけてくださった神様に感謝することも、
先生がたくさんよくしてくださったことも、
御言葉で感激したことも、忘れたりしていませんか。
初めて御言葉を聞いて、本当にすごいとおもったこと、
生き方が変わって、本当に生きやすくなったこと、
今まで捨てられなかったことを捨てたとき、本当に楽になったこと、
どうしてもわからなかったことがはっきりとわかって、涙したこと。
心からよろこんで、自分で決心したこと。
いろいろな記憶をひっぱりだして、たくさんの中から思い出すことで
つらい記憶も、はずかしい記憶もごちゃまぜになっているかとおもいます。
それをみつめる強さは、生きていく中でどうせ必要になるから、
せっかくなので、今むきあってみてはいかがでしょうか。
自分でなかったことにもできるんです。
忘れればいいから。
でも、どうにもこうにも、神様は覚えています。
ひとりでも覚えている存在がいるなら、ずっと消えないことです。
だからこそ、自分が努力したこと、苦労したこともずっと消えません。
だれも見ていなくても、自分が忘れても、神様だけはしっかりとご存知です。
自分自身のこともうまく覚えていられない中で、
だれかが自分一人を完全に覚えてくださること、とても大きなことです。