わたしのきらいな虫はセミです。でも、悟ることはあります。

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どうかセミ好きの方は怒らないでほしいのですが、わたしはセミがとてもきらいです。

なぜなら、彼らは爆弾のようだからです。

ジジッジジジジジジジジ!!!とセミは大音量で鳴きながら飛び回ります。

 

明け方のお祈りのために教会へ行くとき、わたしはセミがきらいになりました。

わたしの家から教会に行くまでに、階段をたくさん降りる必要があります。

階段をおりていくと、明け方、階段のあかりに集まったセミたちに出くわします。

 

外ではありますが、半分建物の中だから、スペースがせまく、

セミはわたしから数十センチのところをビュンビュン飛び回り、壁や天井に当たって跳ね返ってを繰り返します。

その間、ジジジジジジと耳障りな音で鳴きながら飛ぶのです。

 

うわああと階段を一気に駆け下りると、また次の階にセミが待ち構えているのです。

それも、うわああと駆け下りると、次の階にもいます。

 

セミは地雷のようです。

知らずに近づくと、耳元で、爆弾が爆発した音のように鳴くのです。

わたしは毎日、この地雷を走り抜け、セミの戦場を抜けて教会に行きます。

 

わたしとしては、はなはだ迷惑なこの虫ですが、

神様はなぜこの虫をつくられたのかと考えました。

調べてみると、セミは害虫には含まれないようです。ただの虫。

 

ただの虫!

ただの虫が、なぜこんなに強烈なのか。

 

 

神様がつくられる自然万物は、心が惹かれます。

空や木々を見ると、美しいなとおもいます。

それは、どの時代でもどの年代でもどの文化でも、同じく持つ感情だとおもいます。

流行り廃りのある、人間のつくるファッションや音楽とは違った魅力を感じます。

 

小さい頃にきれいだと感じた景色は、大人になってもきれいだと感じます。

だから神様がつくるものってすごいとおもいます。

 

でも、セミはなぜつくられたのでしょうか。

わたしは全然いい虫とはおもわないけれど、害虫ではないし、

神様はなにをおもってこの虫をつくられたのか。

この虫からわたしはなにをどう悟るべきなのかと考えました。

 

セミを御言葉で調べてみると、よく、復活した存在として例えられています。

コリント第一の手紙を読んで見ると、ラッパの響きと共にたちまちに変わる、
こういう御言葉のラッパを聞いてみんなが変わっているんです。
幼虫がセミに変わって行く、その瞬間が大事でしょ。
この数日間で1週間にして変わるんです。この大切な時間を大切に使ってください。

2004年12月18日の御言葉より抜粋

 

蝶になりセミになり、ヘビが大きくなって大きな龍になって天を飛んでいるなら会いたくなります。
皆新しい復活を迎えてそのような人間になれるように命を懸けて行いを直し、
御言葉で深く悟って変わるべき時になりました。

1999年4月8日の御言葉より抜粋

 

今 地上から遣わされた者も

天から遣われた者も

その人を教え、悟らせたから

彼らも信じるようになり

セミの幼虫がセミになるように

蛇が竜になるように

永遠な国で

天人になって生きなさいとおっしゃった。

先生の詩より抜粋

 

長く耐え忍んだ幼虫のときから5年とか、17年経ち、やっと変化して復活した姿だから、

あのように死ぬほど喜んで叫んでいるのだとおもいました。

 

復活したセミは、わたしと同じだったのです。

わたしは御言葉を聞き、変化して復活したから、だれがどのようにうるさいと感じたとしても、

あのセミのように喜んで叫ぶのがあるべき姿かもしれないとおもいました。

 

御言葉を教えてくださる先生は、神様がくださったプレゼントを見るとき、

とっても驚いて喜んで神様に感謝します。

神様はその先生の姿を見て喜ばれ、プレゼントをあげた甲斐を感じるのだそうです。

 

わたしも神様からたくさんのプレゼントを頂いたから、

先生のように、セミのように、

その価値をわかって、飛んで跳ねてもっと喜んだ方がいいのだとおもいました。

セミに不満を言っている場合ではなかったのです。

 

虫は明かりの方に飛んでいきます。

セミは蛍光灯に向かって、バチッバチッと何回も体当たりを繰り返していました。

わたしはそれを見て、うるさいし頭がわるい虫だなとおもっていました。

 

彼らは本能的に、無我夢中でそのように行っています。

セミは別に明かりを求めて蛍光灯に体当たりしているわけではないとおもいますが、

わたしもその姿のように、あかりとなる主を求めるとき、周りがほめてもけなしても関係なく、

主を求めてすがっていく精神は必要かもしれないとおもいました。

 

セミはきらいですが、その姿から学ぶことは多くあります。

 

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