摂理の幹部がどんな人なのか気になる、とよく聞きますが、
摂理には幹部と呼ばれる人はいなくて、代わりに指導者と呼ばれる人たちがいます。
宗教の幹部、なんとなくよく聞く言葉なんですけれども、
わたしは「幹部」と聞くと、ロケット団の幹部が思い浮かびます。
「ポケットモンスター」というゲームで幹部とはよく戦ったものですが、
当時は、よくそこまで悪の組織のためにがんばるものだ、と鼻で笑っていました。
人を見下す心でした。くいあらためます。
基本的にグループ行動がいやなタイプでしたから、
ひとつの団体、組織に身を投じて、どっぷりと入り込む行動は、いやだとおもっていました。
あまりその価値観が理解できませんでした。
それこそ、その団体の思想にはまり込み、世界が見えなくなるだろうとおもっていました。
サークルや部活など、みんなと一緒に活動をするとき、どこか冷めた目で見ていました。
わたしはひとりで気ままに色々な考えを見て、俯瞰して生きていきたいとおもっていました。
俯瞰するというよりも、ぷらぷら漂うという表現が近かったですが。
だから、ひとつの組織のリーダーになるような人たち、あまり理解できませんでした。
うわあ大変そうだな、わたしは絶対にやりたくないなとおもっていました。
そんなことばかり考えていた私が、摂理に入り込んで、今や指導者と呼ばれる立場になりました。
指導者と言っても、そんな大人数をまとめているわけではありません。超少ない。
そして、牧会者でもなんでもないです。でも、人をまとめる側になりました。
自由に一人行動をするのがだいすきなわたしが、
組織の中心的存在になるところまで、時間や体力を投資するということがありえないです。
全ての団体活動に対して、全力で適当にやり過ごそうとしていた立場だったのに!
これは、摂理や、教会や、信仰生活に価値を見出したからできることだと感じます。
どれだけ時給が高いバイトでも、どれだけ人がいいサークルでも、
価値を見出せなければ、「わたしがやろう!」と自発的になれないのではないでしょうか。
信仰をがんばりたくなるってふしぎですよね。
でもわたしが一番ふしぎです!
今まで強い偏見で、宗教に対して悪いイメージを持っていたから。
わたしは今までにリーダーという立場を経験したことがないし、
そういうことは、どちらかといえば苦手なタイプです。
でも指導者を経験できたらいいなとはこっそりおもっていて、
それができたら大学生活でやってみたいことは大体クリアだなとかおもっていたら、
神様の御心なのかなんなのか、その通りできることになりました。はれるや。
「若手社員の意見が通りやすい、風通しのいい社風」と謳う会社を就活中によく見かけましたが、
摂理は、若者がどんどん前に出る、風通しのいい宗教です。
今、わたしの教会の中で、指導者と呼ばれる人たちのうち、
わたしが一番信仰的にも年齢的にも幼いのですが、意見もよく聞いてくださるし、
わたしは思っていることを話すのが苦手だから、よく話せるようにフォローもしてくださいます。
指導者って、なんかすごい人がやるイメージでした。
正直、わたしより後から入ってきた人たちの方がすごいのです。
何がすごいかというと、中身は特になくて、とにかくすごい!としかいえないんですけれど。
あえて挙げるとしたら、みんなわたしより頭いいし気がきくなとはおもいます。
わたしはリーダーとして、足りないことばかりなのですが、
ひとつ救いなのは、神様は、使いながら育ててくださることです。
完璧になってからやり始めたら、とても遅いです。
だから、いくらできなくても、できないなりに使うのです。
できないこと盛りだくさんのわたしにとっては、そんな神様の粋な計らいがまじで泣けます。
そしてできないことだらけだから、自分も行うけれども、祈らざるを得ません。
でも祈れば祈るほど、神様が代わりに助けてくださる感はんぱなくて感謝です・・
そんなかんじで、わたし、指導者をはじめたのです。最初始めるときは、
夏になれば気軽に冷やし中華を売り始めるラーメン屋みたいに二つ返事で引き受けてしまいましたが、
いつギブアップしようか・・わたしよりあの人がやった方がいい・・と日々弱気になりながらやっています。
全く精神をつくりきれてないのを痛感します!
だからこそ、指導者になってから、神様にもっと頼るようになりました。
今まで、何も考えずに過ごすあまり、お祈りにも身が入らず、
毎回切実さ、真剣さを願い求めるのがデフォの祈りでした。
しかし今は、より一層必死に祈れるようになり、以前と変化してきてホッとしています。
切実ってこういうかんじか!とわかってうれしいです。
これも神様の導きなのかなと感じます。あいかわらずとてもアグレッシブな導き方です。
ということで、指導者に挑戦している次第です。
摂理の指導者には、本当に御言葉の精神通りにつくっている人たち、たくさんいます!
どうしたらこの次元までいけるのか・・と感じることも多いです。
そして、なにより一番の指導者は、やっぱり先生です。ちょっとうまくいかないことがあっても、
先生も同じように失敗をたくさんしながら、今の大きな姿に変化されたのだと考えると、がんばろうとおもえます。
先生みたいに、神様がよろこんで使ってくださる指導者になりたいです。