最近、女子高生の間で「おじさんLINEごっこ」が流行っているようです。
おじさんLINEごっことは、おじさんになりきってLINEをするあそびです。
友人同士で相互に“おじさん”っぽいLINEを考えて送りあう遊びで、
さらにそのおじさんLINEごっこのスクリーンショットを投稿する人が続々と現れ、
TwitterなどSNS上で拡散されている。出典元:週刊ダイアモンド
例えば、こんなかんじ。
「とみこチャン、お早う😃‼️元気カナ❓❓
今日も、お仕事だよネ⁉️お疲れ様‼️‼️毎日遅くまで🌠大変だネ(^_^;)
おじさんはいま、出勤前に🚆コーヒーを飲んでいる、ところ☕️❗️
でも、カフェインの摂りすぎは、体によくないって(^_^;)💦
よ〜し‼️おじさん、明日から、コーヒー☕️じゃなくて、青汁飲もうカナ😉‼️」
おじさんLINEは、
絵文字が多く、長文であり、日記のような特徴的な文章と言われています。
女子高生たちは、このような絶妙に不快感を感じる文章を、
LINEで送り合うことを面白がっているようです。
なぜ、おじさんLINEは揶揄されているのか。
おじさんがひとりで話していて、相手に届かない対話だからです。
おじさんLINEの特徴として、「独白」ということが挙げられています。
おじさんLINEの多くはチャット形式でありながら、
ほぼ文章が1人で完結しており、会話というよりは独白に近い。出典元:週刊ダイアモンド
なるほど、と思ったのですが、
自分も、神様の前に「独白」状態、
対話ではなく、ひとりごとで祈ってはいないだろうかと考えました。
御言葉で、祈りは対話だとおっしゃいました。
自分の言いたいことだけを言うのは、祈りではないと。
熱く祈り、願い求める祈りもあると思いますが、
いつもの対話の祈りでも、一方的に自分の思いばかりを神様に話していると、
まさにこのような不快な文章として神様に送られてしまうのではないかとおもいました。
わたしは、友人同士でLINEをするとき、相手の返事を待ちます。
「げんき?」と一言送り、
「げんきだよ。あなたは?」と返ってくるのを待ちます。
一方的に、相手の話を聞かずに話し続けては、対話が続きません。
しかし、神様に対してはどうでしょうか。
感謝します。あれをしてください。これをしてください。感謝します。それをしてください。と
神様の考えを聞く前に、ただただ自分の思いばかり話していました。
わたしはときどき、神様に対しておじさんLINEを送るような祈りをしていたように感じます。
それでは、神様に届きません。
また、おじさんが、このように一人で完結するようなLINEをするのは、
相手からの返信がなかったとしても、自分の心を守るため、という説も。
それは、相手女性からの返事がなくても悲しくならないようにという、
おじさんたちの自己保身がそうさせているのか、出典元:週刊ダイアモンド
わたしたちも、
神様に祈りが届いているのかわからない、返事をしてくれる感覚がわからない、と不安になります。
神様がすぐに返事をくれない、ともどかしくなり、待てないこともあります。
神様の声は、全員が直接聞こえるわけではありませんから、
祈りがむずかしく感じることもあります。
神様との対話をむずかしく感じるうち、自分の身を守ろうとする考え、
自分の楽なやり方でやろうとする考えが出てきます。
でも、それが果たして、神様に届く祈りかどうか考える必要があります。
簡単なコミュニケーションだからこそ、あなどれないLINE。
あなたの送ろうとしているそのLINEは「おじさんLINE」と揶揄されていないだろうか。
自分のLINEが“おじさん化”していないかどうか、今一度、チェックしてみてはいかがだろう。出典元:週刊ダイアモンド
神様は、実際に生きていらっしゃる方です。
わたしたちと同じく考え、感情があります。
自分が話した言葉を、実際に神様が受け取られたら、どのようにおもわれるのか。
おじさん化したLINEのように、おじさん化した祈りになっていないか、点検したいところです。