台湾には<台湾原住民>と呼ばれる人達がいます。
日本でいう先住民と同意義ですが、<台湾原住民>という言葉は台湾政府が定めている言葉です。
台湾原住民とは、はたしてどんな人たちなのでしょうか?
台湾原住民とは
台湾原住民とは1600年代初頭、中国大陸から台湾に漢民族が移住する前から、台湾に住んでいた先住民のことです。
台湾総人口の約2%にあたる約50万人が現在、台湾に住んでいます。
台湾政府に認められている原住民は16種族です。
一時期は台湾原住民の尊厳が守られていなかった時代もありました。(霧社事件)
長年、山岳部に住んでいましたが1950年代頃から本格的に都市部にも台湾原住民は住み始めました。
しかし教育を殆ど受けたことが無かったこと・文化と言葉の違いがあったことなどにより、単純労働で低賃金といった劣悪な環境で働くことになってしまいました。
今でも一部では台湾原住民に対する不当な差別や偏見、貧富の格差は残っているといいます。
しかしその一方でスポーツや芸術の能力が高い人たちが多く、芸能人たちやプロスポーツ選手も数多くいるのです。
なお、17世紀にスペインとオランダが原住民に宣教したため、原住民の多くはキリスト教なのだそうです。
台湾CGM主催で、台湾原住民の子達にサッカーを教える
台湾で2017年8月、ユニバーシアード(世界中の学生オリンピック)が行われました。
その後も交流を継続していこうと、台湾CGM(台湾キリスト教福音宣教会の略称)が2017年9月7-8日、サッカー交流の機会を設けました。
台湾のニュースサイトにも掲載されました!
サッカー交流の場所は花蓮。
花蓮とは
美しい海と山に囲まれている地域。
花蓮の市街地からわずか20分ほどで、3,000メートル級の山々に囲まれた峡谷地帯に入ります!
富士山に幾つも囲まれてるなんて不思議。なんと大理石もゴロゴロ、自然に転がっているんですよ。
9月7日のオープニングイベントには社団法人花蓮県サッカー協会理事長、花蓮の中学校校長などもいらっしゃいました。
ゲストとして韓国から来た、韓国摂理サッカーのキム牧師が子供達にサッカーを教えました。
「台湾原住民の子達と交流して、才能があることを発見した。」とキム牧師も喜んで教えていました。
今も、台湾原住民の子供達との交流は続いています。
背景、歴史を知ると、同じイベントでもまた違ったように見えてきますね。
知ることがそれほどにも大きい。
世の中のすべてのことが、「知っている人」だけが分かって行なって得るし、
「知らない人」は知らずに生きて終わる。「一つでももっと学んで知る人」が自分の肉体の運命、
霊魂の運命をよい方に決定づける。摂理のみことばより
どこの民族でも接してみたらみんないいんです。大国でも小国でも人間が善良に生きていく事を私は一番だと思います。小さい人でも象のように大きい人でも、善良な生き方をしていくなら宝石のように輝くのです。
神様がいらっしゃるから、誠実に善良に生きていけばみんなが兄弟姉妹、同じ血統になれます。
1998年4月19日 主日礼拝 台湾のプシン農場 鄭明析牧師のみことば
より一層、台湾の中から一つとなり、台湾全体が更なる平和と発展を遂げることを祈ります!