2011年3月11日、東北大震災後ー福島県出身の僕に起きたこと

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私は2009年の大学1年生の時に伝道されました。今回は先生と初めて経緯ができた2011年の出来事について紹介します。


2011年3月11日、東北大震災が起こりました。私は福島県出身なのですが、幸い内陸側のため被害はそこまで大きくはありませんでした。

それでも実家はひびが入り、壁が一部崩れるなどの被害はありましたし、町もマンホールが1mほど飛び出ていたり、道路が陥没したりと、まるで別の町に来た感覚になりました。

地震が発生してから数週間後、 「先生に報告するので、地震で被害にあった人は状況と被害総額を連絡してください」と連絡がありました。先生が気持ちを寄せてくださっているのだということを感じ、とても嬉しかったことを覚えています。

私は先生を安心させようとすぐに報告を書き、家族全員無事であること、被害総額は家の修繕で100万円程度であるが生活には一切困っていない旨を報告しました。

報告をしてから数週間後に牧会者に呼ばれて話を聞いてみると、「先生から地震の報告をしてくれたあなたに」と言われ封筒を渡されました。中身を見てみると、2万円が入っていました。手紙をくださったのかな、と予想していたので戸惑ってしまいただただ封筒を受け取ってしまいましたが、よくよく考えてみると、私の実家は被害にあったものの、生活ができないレベルではなく、ましてや私自身は東京にいたので何の影響もなかったのでこのお金は受け取れないと思い始め、牧会者に返しに行きました。

「私の実家は問題がなく、私自身も生活に影響はないのでこのお金は受け取れません。」と牧会者に伝えると、「被害が少なかったとしても、先生が少しでもあなたの生活の足しにしなさい、とくださったお金だから感謝して受け取りなさい。」とおっしゃり、結局お金を受け取りました。

当時の私は大学3年生で、信仰を持ち始めてから1年くらいしか経っておらず、御言葉もよく分かっていない状態でした。ましてや会ったこともない私のことを心配し、お金までくださったその愛に涙が止まらず、「あぁ、この方は肩書や実績を見ずに本当に全ての人を愛しているのだな。」と強烈に悟りました。これが先生と初めて経緯ができた出来事でした。

先生からお金を受け取ってから数週間、この貴重なお金をどう使おうかと悩みました。神様に祈りながら考えた結果、白いマウンテンバイクを買うことにしました。当時、教会のあらゆる行事の場所を取る使命をしており、遠い所で片道10kmほどの場所まで予約に行っていて、移動がかなり大変だったからです。

「神様のために一生懸命働きます。私の体をふんだんに使ってください。」と決心し、先生が買ってくださったマウンテンバイクで神様の仕事をすることに励みました。

私の摂理人生の中で困難患難がたくさんありましたが、その度にこの経緯を思い出し、力を出して今まで先生について来ました。

本当は先生こそが労われ、祝福を受けるべきですが、いつも先生は自分のことよりも弟子たちを労ってくださり、私自身もこの経緯以外に先生によくしていただいたことがたくさんあり、証しきれないほどです。これほどまでに人々を愛し、実質的に行動される方は他にはいません。

先生、最高!ハレルヤ!

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