「夜船」 鄭明析
わが愛する人
深く深く
考えていたら
涙の川が
流れていく。
千里も離れた他国
愛する人の声が
鮮明に
私の心に聞こえてくる。
遠からず
夜船に乗って行くから
待っていなさい。
‐イタリア ミラノで
【詩人としての鄭明析】
1995年に月刊「文芸思潮」に登壇した後、「霊感の詩」4冊を発表。2011年に韓国100年史詩人に公式登録。2013年、各書店にて詩集ベストセラー。現在も、詩作の手綱を緩めることなく、今までに3000編あまりの膨大な詩を発表している。