「松の香り」 鄭明析
松の香り
漂う
聖地
わが故郷
春 夏 秋
松の香り
とりわけ漂う。
澄み切った
音楽の音は
風になびき
季節ごとに
花々が咲き乱れ
その香り
満ちている。
全能者 神様
自然の聖殿が
美しくも輝く。
神様
ご覧になり
私たちを
いつも考えていらっしゃる。
天に
そびえ立つ
雄大な岩々を
見ると
私も
お前のように
そびえ立ちたいものだ。
神様の
贈り物である
しるしの
薬水は
飲んだら
全身に
電流が流れ
健康も勇気も
生気が湧き出る。
長い伝説が
流れた所
神様が
住みかを
用意して
おいた所
自然の聖殿
ここにある。
御子様
聖霊様
私を育て
教え
使い
伝説も
神様の
その御心も
全て共に成させた。
空に
神秘的な
白い雲が
浮かんでいき
地には
人間雲
聖霊の感動で
行き来する。
天から来られた主
迎えた人
心も天国になるが
山もよく
水もよく
あずま屋もよくて
環境も天国だな。
誰が来て見ても
この詩が思い浮かぶだろう。
‐韓国 テジョンで
【詩人としての鄭明析】
1995年に月刊「文芸思潮」に登壇した後、「霊感の詩」4冊を発表。2011年に韓国100年史詩人に公式登録。2013年、各書店にて詩集ベストセラー。現在も、詩作の手綱を緩めることなく、今までに3000編あまりの膨大な詩を発表している。