とっても可愛い絵本読み聞かせYouTube「おひさまと小さなワシ」をご紹介します!
*連載中なので、アップされ次第、この記事も随時更新!
おひさまと小さなワシ 1~出会い~
◆第1部
むかしむかしある山奥に
1羽の小さなワシが住んでいました。
小さなワシは いつも自信がありませんでした。
ワシなのに…「飛び方」がわからなかったからです…。
いつも 飛ぼうとするけど…
足がすくんでしまって…
なかなか飛ぶことができませんでした…。
毎日、毎日、練習はしても、上手くいかない日々が続きました。そんな時、小さなワシはいつも天を見上げて、おひさまを見つめていました。
「ああ、いつか、おひさまの傍を飛べるワシになりたいなぁ。
おひさまと対話できるようになったら、どんなに幸せなんだろう。」そこに…小さなワシのお兄ちゃんたちがきました。
「おい、そこの小さいの、空も飛べないのにワシとして生きている価値があるのか。
本当に。同じ親から生まれたのに、どうしてこんなに違うのか。」
ワシだけじゃなくて、カラスやハゲタカやいろんな鳥が小さなワシをバカにしました。
そして…みんな 空をかっこよく飛んで、いなくなりました。みんながいなくなってから、小さなワシは一羽で泣きました。
「ああ…私はワシだけど空を飛べない。
つばさも小さいし、体も小さい。
ワシとして生きてる価値があるのかなあ」そんな、、ある日のことです。
いつものように練習し、兄弟たちにバカにされ、
小さなワシが1羽ぼっちに泣いていると近くで声がしました。
「なぜ、泣いているのか?」
小さなワシは、あたりを見回しましたが、どこから声がするのかわかりませんでした。
すると、、、、、、また声がしました。
「顔を上げなさい。」
小さなワシが顔を上げると、そこにはおひさまがいました。
おひさまはいつも小さなワシを見つめていたのです。
「あなたは、なぜ泣いているのか?」
もう一度、おひさまはききました。
「憧れのおひさまと話せるなんて、きっと自分は夢でも見ているのだろう、、、
ああ夢ならあどうか醒めないで…
そう思いながら、小さなワシは自分の心を打ち明けました。
「私は、自分に自信がないのです。」
「ワシなのに空も飛べないから。なんのためにワシに生まれてきたのか、、、、、、
わからないのです。」
小さなワシはそう言いながら悲しげに首を横にふり、下を見ました。
「・・・・そうか。
私は知っている。
あなたが生まれた理由、あなたの価値も。
いつもあなたをみていたから。」
自信がなくて、あなたが泣いた日も…
少しだけ羽を動かせて笑った日も…
兄弟たちにバカにされて悔しくて泣いてた日も…」
小さなワシはおひさまがずっと自分を見ていたことを知って、驚いて、
天を見上げました。おひさまは続けて言いました。
「毎日私を呼ぶ健気さも、
花一つも踏まないその優しさも、
全部見ていたよ。
その努力とやさしさの上に、
あなたは誰よりも高く飛べるワシになるだろう。」
その言葉を聞いて、小さなワシは嬉しさのあまり涙が出ました。
「わたしは…わたしは…、飛べるようになるでしょうか。」
「もちろんだ。
あなたを生かす方法をわたしが教えてあげよう。
わたしに学びなさい。つづく
引用:CGM Education YouTube
おひさまと小さなワシ 2~練達と対話~
◆第2部
小さなワシは、おひさまと話せるようになるなんて思ってもいなかったから、
最初は夢かと思い、あたりをキョロキョロしていました。
しかし、約束の日に、おひさまはちゃんと小さなワシのそばにきました。
「夢ではなかったんだ、、」小さなワシは1羽感動して、それから、毎日、おひさまに飛び方を学びました。
小さなワシは、おひさまに飛び方を習いながら、
おひさまとたくさん対話しました。
「おひさま、今日は何を教えてくださいますか。楽しみです!」
「おひさま、今日も私、頑張りますね、見ててください!」
「おひさま、おひさまに出会えてから、私の生が輝くようになりました。
おひさまのことが大好きです、本当にありがとうございます。」おひさまはいつも小さなワシと一緒にいました。
おひさまはいつも笑顔で小さなワシを見つめていました。
小さなワシがいつも自分の胸の内を話すから、
おひさまも自分の胸の内を小さなワシに話してくれるようになりました。
それがうれしくて、うれしくて、
小さなワシは、毎日、おひさまに話しかけて過ごしました。その姿をみて、周りの鳥たちは、またバカにしてきました。
「おいおい、みろよ。鳥には友達がいないから、おひさまと話してるぜ。
返答とかないのによ。」小さなワシはとても心が傷つきました。
でも・・・・さみしくはありませんでした。
おひさまの光が、いつもそばにあったからです。
小さなワシはおひさまとお話する中で、
実は、おひさまもたくさん傷ついてきたことを知りました。「私はあなたたちを愛しているから、いつもみている、照らしている、
だが、、、みんな、私を当たり前だと思って、何も反応してくれない。」
おひさまは、いつも一人で、すごくさみしかったのです。
「たった一羽、たった一羽だけ、あなただけが、私と目と目があったのだ。
だからあなたを愛している。」その思いを知った小さなワシは、涙が溢れました。
「おひさまも、僕と同じように一羽ぼっちだったんですね。。」
それから、小さなワシは寝る間も惜しんで、一生懸命飛ぶ練習をしました。
大好きなおひさまに、少しでも近づきたくて。
おひさまの心を、なぐさめてさしあげたくて。
今度は自分が喜ばせてあげたくて。
おひさまに飛び方を教わる通りに、命をかけて頑張りました。そして…
つづく
引用:CGM Education YouTube
おひさまと小さなワシ 3~成長と教え~
◆第3部
月日が経ち…
気づいたら、小さなワシはどんな鳥よりも高く飛べるようになりました。
小さなワシは、おひさまを愛して、もっと近づきたくて、愛の力で飛ぶから、どんな鳥よりも高く飛べるようになったのです。小さなワシは本当にうれしくなりました。
「おひさま!見てください!わたしはこんなに飛べるようになりました!!」
「ああ、本当によくやった。」
そう言いながら、おひさまは、嬉しそうに微笑み、暖かな光で小さなワシをギュッと抱きしめました。小さなワシはとても嬉しくなり、この暖かで幸せな気持ちを誰かに伝えたくなりました。
「そうだ!他のワシたちにも飛び方を教えよう!」
「わたしだけじゃなくて、みんなで、おひさまの側まで高く飛んで行ってさしあげよう!」
小さなワシは、おひさまがしてくれた事を伝えたくて、もっと多くの鳥たちに飛び方を教えて広めようと思ったのです。教えてあげる時、小さなワシは、いつも言いました。
「誰かにかっこいいって思われるために…自分がほめられるために…
そういう理由でとんじゃダメだ。そういうワシは高く飛べないし、長く続かない。」
「先生、そしたらどんなワシが高く飛べるんですか。」
「おひさまに近づきたくて飛ぶんだ。
おひさまを喜ばせてあげたくて、一緒に笑っていたくて…
そういう愛の力でとぶんだよ。」
「そしたら、おひさまも助けてくれるし、自分も本当にうれしいんだ。」
「おひさまのところまで、高く、高く昇っていけば、もっとおひさまの暖かさがわかるし、自分の個性も教えてくれる。おひさまは、みんなを愛しているから、みんなと話したいと思っているんだ。
会いにいかなきゃ、でしょ?わかった?」
「はーい、先生!」つづく
引用:CGM Education YouTube
おひさまと小さなワシ 4~変化する鳥たち~
◆第4部
小さなワシからコーチをうけた鳥たちは、本当によろこんで、
教えてもらったことを毎日努力して練習しました。「先生!わたしたち、こんなところまで飛べるようになりました!
おひさま!待っていてください!」
「いいね!その調子だ!わたしについてきて!」最初は飛ぶことに自信がなかったワシたちも、少しずつ、少しずつ飛ぶ高さを高めていき、いつしか、小さなワシとその鳥たちは、鳥界の中で有名になるほど、高く飛べる鳥たちになりました。
おひさまと対話し、愛を届けるために飛ぶ姿が輝いているので、小さなワシに教えを乞う鳥がどんどん増えていきました。
しまいには、ワシだけでなく、学びたい鳥にはみんなに教え始めました。
彼らが飛ぶ姿は、まるで太陽を包む雲のようでした。「本当にすごい!先生がわたしたちに、おひさまに近づく飛び方を教えてくださったから、今までのわたしとは比べられないほど飛べるようになりました!!!飛ぶことがこんなにも楽しいなんて・・・夢のようです!本当にありがとうございます!」
小さなワシは、こうして鳥界の英雄になりました。
おひさまもその姿を見て、ほんとうに喜びました。「あなたたちがよく飛べるように、もっと私の光を降り注ぎ、あなたたちの行く道をいつも照らそう。」
おひさまと鳥たちは、毎日よろこんで空でパーティをして過ごしました。
歌を歌ったり、
美味しい木の実を分け合って食べたり、
空中のいろんな技に挑戦したり、
いろんな場所に飛び方を教えに行ったり
いつも小さなワシの周りでは笑顔が溢れました。
それは、、天国のように幸せな毎日でした。でも…そんな小さなワシたちを見て、よく思わない鳥たちもあらわれます…。
つづく
引用:CGM Education YouTube