神様とサッカーを愛する管理栄養士、拓海です!
世界中で老若男女を問わず愛され、多くの人々を夢中にさせるサッカー。
熱心に、楽しみながらグラウンドを駆け回る人もいれば、ひいきのクラブや自国の代表チームを応援し、そのプレーや試合結果に一喜一憂する人もいます。この記事をご覧の方の中にも、サッカーに熱くなった経験のある方も多いのではないでしょうか。
しかし、そのサッカーにも残念な出来事がニュースを賑わせることがあります。「サッカーの試合で暴動が起きた」という話題を目にされたことはありませんか?最近もフランスで開催中のサッカー欧州選手権(EURO2016)の試合で、サポーターが暴動を起こし、多くの負傷者が発生するという残念な出来事がありました。
出典:Sunday Post(冒頭写真も)
もちろん、サッカーに関わる人たちがみんな危険なわけでも、サッカーの試合でしょっちゅう暴動が起きているわけでもありません。しかし、なぜサッカーの試合で暴動が起きる事態になってしまうのでしょうか?
暴動の歴史と要因
クラブや選手を神格化、鬱屈した日常の不満の捌け口?暴動を起こすフーリガン
サッカーの試合での暴動は1960年代のイングランドで頻繁に起き始め、社会的に認識されるようになったと言われています。サポーター同士の抗争にとどまらず、相手チームのスタジアムや街のいたるところでの破壊行為が社会問題となりました。
そのような暴力行為に及ぶ者の多くは若い失業者でした。上流階級に属する人々に馴染みのあるゴルフやテニスに比べて、サッカーは労働階級の若者たちにも触れる機会の多いものでした。テレビ放送の普及も影響して若者たちは自分が応援するクラブや選手を崇拝し、神格化しました。
さらに鬱屈した日常の不満の捌け口として、スタジアム内外での暴力行為に至ったようです。
この暴動を起こす者たちは「フーリガン」と呼ばれ、今日のサッカー界でもたびたび問題になることがあります。
民族対立や宗教対立の代理戦争となることもある
また、特定のチームや国同士の試合が民族対立や宗教対立の代理戦争となっている場合に両チームの対抗心をより強く煽り、暴動のきっかけになることがあります。
民族対立を招いたともいわれる旧ユーゴスラビアリーグでの暴動
出典:GoldenTimes
民族対立としては、1990年に行なわれた旧ユーゴスラビアリーグのディナモ・ザグレブとレッドスター・ベオグラードの試合が有名な出来事です。
当時、ユーゴスラビアから独立を目指していたクロアチアのディナモ・ザグレブと、ユーゴスラビアの中央集権化を主張していたセルビアのレッドスター・ベオグラードが対戦しました。
両チームはリーグの上位を争い、それぞれクロアチアとユーゴスラビアを代表するクラブでした。クロアチアの独立気運が高まっていた時期のこの試合で、サポーター同士の小競り合いが起きました。それは次第にスタジアムを治めるユーゴスラビア警察対ディナモサポーターという構図になっていきました。
結局、投石や破壊行為、催涙弾や発煙筒の使用により、試合は開催不可能となり、中止されました。この暴動がその後のセルビアとクロアチアの対立や旧ユーゴスラビアの内戦に繋がっていったとの見方もあり、民族感情が悪い方向に現れてしまった例といえます。
宗教対立から起きた暴動 カトリックとプロテスタント スコティッシュ・プレミアリーグ
1980年 レンジャーズVSセルティック
出典:www.indycelts
宗教対立としては、常にスコティッシュ・プレミアリーグの上位を争ってきたレンジャーズFCとセルティックFCがあげられます。
同じグラスゴーを本拠地とする両クラブの対戦を、人々は「オールドファーム・ダービー」と呼びます。カトリック系でアイルランド移民の子孫からの支持が多いセルティックと、スコットランドで起きた宗教改革によって多数派となったプロテスタント系の支持者が多いレンジャーズ。
宗教的な背景のみならず民族的な背景もある両クラブの対戦では、過去にたびたび暴動が発生していました。現在はクラブ主導で「コミュニティーの全ての面 —全ての人種、全ての色、全ての信条— に対して敬意を持つよう若者を教育する」ためのキャンペーンを行うなど、暴動の抑止に力を入れています。
なぜサッカーで暴動が起きるのか?の最大の答えとは
2016年 サッカー欧州選手権
出典:Vice
このように、サッカーで暴動が起きる背景には、暴力行為を目的とした人々がサッカーを利用する場合や、加熱し過ぎた民族的感情、宗教的感情などがあるようです。
しかし、「なぜサッカーで暴動が起きるのか?」という問いの最大の答えは、「神様を正しく知らないから」ではないでしょうか。
本来、神様はサッカーを通して天の歴史を広げ、人生を学ぶようにし、全世界が一つになるようにと、私たちにサッカーを与えてくださいました。
サッカーで暴動や争いをするのではなく、愛と平和を成し、より多くの人が神様に栄光を帰するようになることを祈ります。
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2002年 韓国で行われた摂理のサッカー大会
キリストの精神をもって、信仰を中心にして
神様に栄光
人々と平和、仲良くしながら
サッカーで神様を愛し
体力を見せ、御子と共に走り見せてあげ
サッカーをするように信仰生活も走り、実践することです。
2013年9月7日 摂理の御言葉より
私は相手をいつも私の恋人だと思ってプレーしました。
鄭明析牧師の言葉*写真はヨーロッパでのサッカー大会
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