数日にわたって、月明洞では雪が降り積もったそうです。
今日は、実際に歩いているかのように、
月明洞の写真を道の順番に沿ってお届けします。
まずは、ブロンズ像のイエス様の所から出発!
文化館のほうへ向かって歩いていきます。
ここは春になると、桜が一斉に咲く道ですね。
文化館のところまで来ました。
右手に見える椅子に、春と秋はピクニックのように、夏は暑い日差しをよけて座ったのが思い出されます。
更に登ってみましょう。
文化館を後ろから見たところですね。
ソンファンダンのところまできました。
このソンファンダンという場所は、
鄭明析牧師が自分の家から山を降りて
小学校に行ったり、また他の街々へ行く時に必ず通る場所でした。
山の中にあった家だったので、山を降りなければ他の場所に行けなかったのです。
ベトナム戦争から帰国した鄭明析牧師は、
夜遅くまで路傍伝道に出かけ神様のことを述べ伝える日々でした。
お金があったわけでもないので
車で1時間かけていくような場所、約60キロほどをを徒歩で行かれ
帰って来るのは夜中3時頃でした。
街灯も何一つ無く、家も一軒も無く、
松の木が茂っていたこのソンファンダン。
夜はもちろんのこと、
昼間でもあまりにも怖かったというこのソンファンダンの場所を
鄭明析牧師は幾度となく行き来したのです。
今もこの場所に街灯はありません。
私も夜、この場所に行ったことがありますが本当に怖くてすぐに引き返しました。
あるときのことでした。
路傍伝道に出かけて夜中3時に戻ってくる鄭明析牧師を
あるものがソンファンダンで待ち構えていました。
真っ暗で鄭明析牧師も分からなかったそうですが
近づいてみたら、それは何と
虎でした。
夜の虎の写真を調べたら、あまりにも怖すぎたので昼間の写真にしました。
興味ある方は、<夜 虎>で調べるとリアルな雰囲気が伝わる写真に巡り合えると思います。。。。。
虎は鄭明析牧師を眺めていました。
いつもお母さんから
「あなたね、夜道をそんなに歩いていたら、いつかトラに遭うわよ」
と言われていたことが現実になりました。
皆さんも、いきなり夜道で虎にあったらどうしますか?
私だったら一歩も動けず声も出せないと思います。。。
鄭明析牧師も、一歩も動けず、声も出せなかったようです。
その時、鄭明析牧師は祈りました。
「神様、あのトラを早く引っ張って連れて行って下さい。
神様の他にこの夜中に私の問題を解決してくれる人は誰もいません。
私が罪を犯したならば後で悔い改めます。
今は悔い改める時間がないのです。
こんなに心が震えるようでは犯した罪も思い出せません。
あのトラを一刻も早く追い払って下さい」。
そしたらトラが起き上がって、
ソンファンダンの頂上から反対側に姿を消しながら去って行きました。
そして2度とこのような夜がないことを祈りながら家に向かいました。
この話を摂理メンバー達に鄭明析牧師がしたところ、皆、大笑いしたそうです(笑)
そして鄭明析牧師は
「感動のままに子孫にも生き生きとした話を伝えられるようにしよう」と言いながら、
神様に1時間以上祈り、天を誉めたたえました。
あの夜の体験はお金でも金でも買うことができないのだ。
すべてが私を育てるために
必要であった神様の働きだったということを信じて、
神様に感謝するばかりだ。
ソンファンダンは他にも色々な経緯のある場所です。
月明洞にいらした際には、ぜひその経緯も聞いてみてください。