岩村亮– Author –

やや大人の見た目に、子供のような中身をしたアラサー1歩手前系の男子
東京生まれ東京育ち(都会っ子じゃありません)
今までファンタジー小説や青春小説を執筆して来ましたが、この度縁があって、短編小説を投稿させて頂くことになりました。毎週月曜に、4分割にした小説を投稿する予定なので、お楽しみにして頂けると嬉しいです! ちなみに、小説は読むのも書くのも好きです♪
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[連載小説]指先に宿るは④
この十年間、たとえ離れていても、いつも俺の心の片隅には師匠がいた。 師匠の舞を追及しなくなり、場に溶け込むような舞を舞うようになっても、一つ一つの動作を無... -
[連載小説]指先に宿るは③
「……っ」 視線の先には、全てを受け止めるかのような達観した表情を浮かべる師匠がいた。 昔ながらの懐かしい想い出が、俺の脳を駆け巡る。 一つ一つ丁寧に教えて... -
[連載小説]指先に宿るは②
*** 「――どうぞ」 虚しいノックの後に響いた声は、かつての力強さは失われていて、今にも消え入りそうなほどに弱々しいものだった。 扉を引く手に一瞬躊躇いが... -
[連載小説]指先に宿るは①
*** 美しい、と問われて思い浮かぶ姿は、いつも師匠が舞う姿だった。 師匠の舞は、見る者の瞳を縛り、見る者の呼吸を奪い、見る者の心を掴んで離さない。 師...
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