今年のラマダンは5月27日から6月25日。
イスラム国は、5月下旬にも
「全面戦争だ。IS領土(イラクやシリア)に渡れない者はラマダン中に自らの地域で攻撃せよ」
とYouTubeにメッセージを載せている。
悲しくも今年もラマダンの時期にテロが多発している。
5月31日 アフガニスタンでテロ
6月3日 イギリス ロンドン橋でのテロ
6月7日 イラン 同時テロ
ラマダンとは
イスラム教では1年のうち1ヶ月のあいだ断食を行うことが義務付けられており、
この断食を行う時期のことをラマダン(ラマダーン)といいます。飲食のほか、喫煙、性行為も禁止。
出典:Walkersインドネシア
日没後は飲食が可能。夕方、街中に合図がの音が鳴り、それと共に人々が食事を開始する。
ナツメヤシと水から始まり、普段より豪華な料理を家族らと楽しみ、一日の断食を乗り切ったことをたたえ合う。
本来なら平和で和やかな時期。
ラマダンの時の食事 出典:newsrepublica
こうすることで、食べ物がなくて困っている人と思いを共有し、連帯感を強めるという意味があるとも報道されている。
「不純なものを絶つことで体が清められる」という考えが広まっている。
断食する中で当然信仰が良くなるしかないし、イスラムが世界中に広がり、早く成長した大きな理由の1つであると言われている。
なぜ、金曜にテロが起きるのか
イスラム教の預言者ムハンマドが聖地メッカに入場した1630年1月11日は金曜だったことから、金曜は特別な日として宗教心が高まるとされる。
これまでも各国で起きたイスラム過激派によるテロは、金曜の集団礼拝後に行われる傾向がある。
また、ラマダン明けもテロに要注意と例年言われている。
考えを奪われない
テロは、命を奪っていく。
でも考えまで奪われてはならない。
最後まで祈り続けよう。
そして全ての人々の考えが守られるように祈り続けよう。
テロに屈せず、強く立ち向かう人々に神様の大きな祝福がのぞむことを心から祈ります。