2018年1月31日の皆既月食が凄いところまとめ

  • URLをコピーしました!

【2/1 11:20 更新】*韓国が1時10分、皆既月食が終わった件について、Mさんから情報を追記しました^^

 

皆既月食自体、日本では2015年4月から三年ぶりなので珍しい出来事。
でも今回の皆既月食が注目を集めているのは、ある3つの現象が同時に起こっていることによるのです。
また、皆既月食の時間も神秘的なところです。

 

目次

265年に1度? 31日夜、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」が空を彩る

満月が通常よりも大きく見える「スーパームーン」
月に2度目の満月となる「ブルームーン」
皆既月食により月が赤っぽく見える「ブラッドムーン」
がすべて同時に起こる。
これをスーパー・ブルー・ブラッドムーンという。

 

スーパームーンは通常の月と比べると14%大きく、30%明るく見える。
頻度としては、スーパームーンは年に4〜6回、ブルームーンは、2年8カ月に1回、皆既月食は年に2回以上、それぞれ起こる。

 

それぞれ単体で考えるとわりと頻繁に起こっているが、3つ同じタイミングで起こることが非常に珍しい現象だ。

 

どのくらい珍しいこと?

北米でスーパー・ブルー・ブラッドムーンが前回見られたのは1866年3月31日。

 

日本を含む東アジアでは、1982年12月30日にスーパー・ブルー・ブラッドムーンが起こっている。

 

米誌フォーブスによると、全ての満月を100とすると、スーパームーンが起こる確率は約25%、ブルームーンは3%、皆既月食は5.6%と出した。

 

これが全て同時に起こる確率は、0.042%になるという。
満月2380回に1度起こることになり、計算上、平均して265年に1度の出来事となる。

次の「ブルームーン×皆既月食」は2037年。

 

NASAのライブストリーミングはこちら

 

 

皆既月食の時間

前回は12分、皆既月食は1時間17分と
前回の2015年4月はわずか12分間だったのに比べると格段に長いのです。

 

月は20時48分に欠け始め、21時51分には完全に欠けて皆既食に。
皆既食が1時間17分続いた後、
23時8分には輝きが戻り始め、
真夜中を過ぎた0時12分に元の丸い形となります。

 

なお、お隣の韓国では
1時10分に皆既月食が終わります。

 

Mさんからの情報追記↓

韓国が「1時10分に終わった」というのは、部分食が終わったあとの「半影月食」という時間帯もカウントしていたからのようです。日本ではほとんど半影月食に注目した情報はなかったですが、半影月食の時間まで考慮するとすれば、「日本でも1時10分頃に終わった」ということができそうです。

参考
※1
韓国における皆既月食のスケジュール

▼半影月食の開始 19:51
(↑日本では注目されていなかった情報)
▼部分月食の開始 20:48
(↑日本ではここからが注目された)
▼本影に入る 21:52
▼最大食 22:30
▼本影の終了 23:08
▼部分月食の終了 00:11
(↑日本ではここまでが注目された)
▼半影月食の終了 01:08
(↑日本では注目されていなかった情報)

 
※2
半影月食とは
地球の半影とよばれる薄い部分に月が隠されるもので、眼視では月の明るさの変化はわかりにくい。
 

聖書にある月が血のように赤くなる聖句

小羊が第六の封印を解いた時、わたしが見ていると、大地震が起って、太陽は毛織の荒布のように黒くなり、月は全面、血のようになり、天の星は、いちじくのまだ青い実が大風に揺られて振り落されるように、地に落ちた。

天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。

地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。

そして、山と岩とにむかって言った、「さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ。

御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。

ヨハネの黙示録 6:12 ~ 6:17

 

使徒行伝2:17~21
『神がこう仰せになる。終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。その時には、わたしの男女の僕たちにもわたしの霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう。また、上では、天に奇跡を見せ、下では、地にしるしを、すなわち、血と火と立ちこめる煙とを、見せるであろう。主の大いなる輝かしい日が来る前に、日はやみに月は血に変るであろう。そのとき、主の名を呼び求める者は、みな救われるであろう』。

これと照らし合わせると、まさに何かが起ころうとしているとしか思えません。

 

おまけ 2000年にあった皆既月食最長時間 次に最長が見られるのはなんと西暦3787年!

NHKサイエンス特集によると
皆既月食の継続時間は毎回変わるのだそうです。

継続時間が長くなるには、
▽月が地球の影の中心近くを通ることと
▽地球から離れているときに月食が起こること
が必要です。

2000年7月16日には継続時間が1時間47分という史上最長クラスの皆既月食が観測されました。

皆既月食の継続時間は1時間47分17秒が最長です。
そして、次に1時間47分以上の皆既月食が見られるのは、なんと、西暦3787年。今から1769年後です。

 

最後に

皆既月食のスケジュール、時間、

 

1866年3月31日
1982年12月30日
この日、この年に何があったのか、調べてみると面白ことが分かるかもしれませんね(ΦωΦ)

 

参考:ニューズウィーク日本版、NASA、ハフィントンポスト、国立天文台
冒頭画像:Inquirer News

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次