韓国を直撃した台風19号は珍しい環状台風だった

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台風19号が韓国、台風20号が日本を直撃というW台風。
ただでは済まない大被害が予想されていました。

韓国を直撃した台風は、全台風の4%しかないといわれる環状台風でした。(冒頭画像は今回の台風19号)
環状台風は非常に強い勢力になるといわれています。

環状台風はどのような台風なのでしょうか。

 

台風19号に対して韓国内では厳重警戒が呼びかけられていた

・韓国上陸は6年ぶり
・ソウル市は警戒して非常体制をとった

 

 

 

台風19号は、全台風のうち4%しかない環状台風だった

目がとっても大きい環状台風

台風19号の目の幅は約92km これは全台風の目 平均約26キロの約3.5倍

環状台風はとても珍しく、1990年から2009年にかけて発生した環状台風は12個のみで、その期間内の全台風の4%。

環状台風は強い勢力を持つ傾向にあり、台風19号も例外ではない。琉球諸島の付近を時速214kmの突風を伴って進み、急速に弱まる前にハリケーン並みの強さでソウルに接近するかもしれない。
参照:ギズモードJAPAN

 

環状台風の特徴

・ 風速が50メートルを超えることが多い
・ 急速に発達
・ 長い間強い勢力を保ち、衰えるのもゆっくり。
・ 北緯20度から30度の、海水温が26度から29度くらいの海域で発生する。
引用:森さやか | NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士

風速60メートルになると<鉄塔が倒れることがある>というレベルです。木造家屋はすっとびますよ。(参考:東京大学大学院情報学環) また、新幹線の速度と同等レベルの速さの風なんだそうです。凄すぎなんですけど。(参考:エキサイトnews2004)

過去の環状台風の被害

日本で2004年 台風22号が発生。
死者6名 行方不明者2名 負傷者167名
静岡で風速67.6m/sを記録。
静岡県伊東市で竜巻発生、壊滅的被害
横浜で2tトラック38台が横転
渋谷駅前など都心や神奈川の駅が冠水

 

台風19号 韓国上陸と共に勢力が弱まる 動画あり

こちらの動画の1分23秒から、韓国上陸付近の雲の様子が分かります。

 

時速4キロ・・・?!普通に人が歩いてもこの時速(ΦωΦ)

台風19号の勢力は相当弱まったとはいえ、中心から半径210キロ以内は強風域となっている。最大風速は22メートル。これは看板が落ちたり屋根瓦が飛んだりし、信号機や街路樹が倒れることもあるほどの強さだ。
引用:yonhapnews

 

韓国気象庁「観測史上最強勢力の台風」と予想 しかし進路予想と被害想定が「大外れ」で非難相次ぐ

台風19号は韓国では「過去最長の期間、観測史上最強の勢力」といわれていた。

しかし、そこまでの被害は出なかった。

 

台風19号による韓国内の被害

死傷者行方不明者

・南部の済州島で1人が行方不明 行方不明者は西帰浦市の海に流れ込む滝の周辺で写真撮影をしていたところ、波にさらわれたものとみられている。
・済州島と南部・全羅南道の高興郡でそれぞれ1人がけが

道路・建物

・全羅南道の国道の一部で擁壁が流され、宝城の地方道845号線の斜面が崩壊。(現在は復旧)
・全国で158本の街路樹が倒れ、破損した街灯や信号機などについては応急措置が取られている。
・2916ヘクタールの農作物が被害を受けたほか、ビニールハウス4棟が浸水などの被害を受けた。
・済州島のヒラメ養殖施設や全羅南道のアワビ養殖場など養殖施設6カ所が被害。
・済州島、全羅南道、光州市の2万6826世帯で停電が発生し、24日午後3時現在、全て復旧。
・空の便は通常運航に戻り、海の便も一部が運航を再開。

台風クラスの強風を記録した地域はごくわずかで、韓国のほとんどの地域で風が台風の基準には達していなかった
一部地域を除くと豪雨の被害もほぼなかった(済州道で1000ミリの豪雨、全羅南道300ミリ)
通過すると予測されていたソウル地域での降水量はなんと、わずか6ミリのみ。(ちなみに6ミリとは、地面に水たまりが出来る、「傘さしたほうがいいなー」と人がおもうくらいのレベル感とのこと。つまり普通の雨

韓国気象庁は「上空時は台風レベルの風の強さだった」と話した。

ソウル市民からは「過去最強の台風ではなく、実際は過去最高のはったりだった」という声もでているという。(ちょっと可哀そうなような(ΦωΦ))

 

台風19号の勢力が落ちたことにより、日本も被害は免れた?

日本もただでは済まなかったはずー国内では滅多にないレベルの超暴風雨との予想だった

これだけ豪雨被害が連続して起きている日本でも、今回の台風20号は19号の影響もあって更なる大災害が予測されていました。

 

 

台風20号の日本の被害

 

今年7月の豪雨被害では、死者220名、行方不明者10名、重症69名、軽症者335名となっています。
もちろん、今回の台風で亡くなった方が出ないからと言って良かったというわけでは決してないですが、被害の大きさは全く違うことが分かります。

 

W台風の脅威から守ってくださった

何度も襲来する台風、豪雨被害。切実に祈った人も多かったのではないでしょうか。
1つの台風でさえ、大変な被害をもたらすのに。

台風19号の勢力が衰えたことは、日本の豪雨被害の大小に完全に直結します。
もし台風19号が衰えなかったとしたら甚大な被害が台風20号によって日本にも もたらされていた可能性は絶対に否めません。

 

台風の時期はこれからも続く

台風は例年、8月から9月が多いといいます。

台風が来ても大丈夫なようにする備えはもちろんのこと、台風が来ないように、被害が拡大しないように、台風が発生したとしても暴風域がなくなるように目がなくなるように、続けて祈りたいと思います。

 

神様は全ての人を愛していらっしゃるゆえに、必ず祈りで答えてくださる方だと確信します。

必ず日本もアジア諸国も守られますように。

被害にあわれた方がいらっしゃれば、一日でも早く回復することが出来ますように。

 

参考:
yonhapnews
朝鮮日報
東亜日報
中央日報
レコードチャイナ
ギズモードJAPAN
産経新聞
朝日新聞
読売新聞
ウェザーニュース
yahoo天気
日本気象協会tenki.jp
国土交通省
American Meteorological Society
The Vane
Forbes

冒頭画像:Earther

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