韓国では水泳の授業が、日本ほどは無い、もしくは全く無いと聞いたことがある。
良いか悪いかは別として、韓国の小学校プール普及率は1%という、日本ではあり得ない数字が「授業が無い」ということを証明している。
2014年のセウォル号惨事の後、韓国では生存水泳教育が導入された。小学校3・4年の児童に年間4時間プールで教育する。
大韓生存水泳協会会長は「生存水泳授業を受けた学生のうち、30~40%は体だけの状態で一人で水に浮くことができない」と話した。
生存水泳講師は「地域によってかなり偏りはあるが、水泳教室や両親から水泳のやり方を教わらなかった児童が多い地域では、子どもたちのうち半分以上が水面での浮き方を知らない。水に入ることそのものを怖がる子どもも多い」と説明した。
授業時間にも大きな違いがある。英国・ドイツ・日本などでは小学校の時に2年以上毎週または隔週で水泳教育を受けている。韓国では小学校3・4年生の時に年に10時間(そのうち4時間は生存水泳)が教育過程で決まった授業時間だ。
ソウル市教育庁の担当奨学士は「韓国の水泳教育がまともに行われているとは言い難い。水泳施設や予算不足などの環境が整っていないため仕方ない面がある」と説明した。
自由韓国党の議員は「我が国の小学校プール普及率は1%台だが、日本は90%を超える。国民に生存水泳を学ばせるためにはまずプールを増やさなければならない」と主張した。
参照:中央日報
韓国水泳連盟に登録されている競技者人口は3755人。
日本では民間のスイミングクラブや、日本水泳連盟公認プールなどでの競技者人口は22万人。
国が違うから数え方の基準が異なるし、そもそも人口も韓国は日本の半分だけれど、それをふまえてもかなりの差。
韓国では水泳の授業が無いというが、日本人で「プールで泳いだことがありません」という人は殆どいないと思う。
その韓国の背景を考えると先生(鄭明析牧師)が、月明洞(韓国)で皆が泳げるように、プールを再整備していることを笑顔で話す気持ちも分かる気がした。
再整備している途中の映像を見たが、とっても綺麗だった。完成が楽しみだ。
プールは、日本人の感覚以上に、韓国では特別なものなのかもしれない。
韓国の人たちへはもちろん、日本人や海外の人にまで
「夏は泳ぎに来てね」
と話している。
先生のとても嬉しそうな表情にこちらまで嬉しくなる。
その場所は、以前の写真になってしまうけれど、こちら。
私も以前、泳いだことがある。
実際に泳ぐと、写真で見るよりもかなり広く感じる。
自然の中だからとても癒される。
再整備されたら・・・泳ぎに行きたい!!!!