虐待を受けた子どもたちのSOSを見逃さない手段として注目されている。
大分大学・栄留里美助教は「子どもを優先するのではなく、親を優先することによって子どもの声が聞かれず亡くなってしまった」と話す。
アドボカシーとは「代弁」という意味。虐待などで保護され、養護施設で暮らす子どもたちがどんな助けを必要としているのか、第三者の大人が聞き取り、児童相談所などに伝え、子どもの思いを反映させる制度だ。イギリスやカナダではすでに導入されている。
保護された子どもたちの声はきちんと反映されているのか。家族から暴力を受けた女性は当時、児童相談所に一時保護されたものの、意見を十分に聞き入れてもらえなかったという。
千葉県野田市で今年1月に死亡した栗原心愛さんは一時保護された後、十分に意志を確認されずに自宅に戻され、父親による激しい暴力を受け続けた。心愛さんの声をしっかり受け止められていたら結果は違ったものになったのかもしれない。
保護された子どもたちは自分の意見を出しにくい環境にあると訴える。研究者らはアドボカシー制度の早い時期の導入に向けて全国協議会を設立し、人材育成などを進める予定だ。
参照:テレ朝
虐待は、見渡せば自分の周りにもあった。
小さな虐待、大きな虐待。または虐待の芽。
子供は子供と呼ばれるけれど、立派な一人の人間だ。
子供をよく教え、養育できない家族や民族は信仰だけではなく、宗教や政治、どんな世界も正しく立てられず滅んでしまいます。
摂理の みことばより
当事者である子供の声をよく聞くことは、本当に必要なこと。
1人の人間として、もっとその意見が尊重されることを切に願うし、私も<現場>で子供の声をもっと大事にしようと思う。