乳幼児への性暴力が発覚しにくい理由
子供、その中で乳幼児への性暴力はとりわけ発覚しにくいと言われています。最大の理由は、子供が自分で被害を訴えることが出来ないから、子供が性暴力を受けてると自分で自覚が出来ないからです。
殴る蹴るなどで体にアザや怪我などすれば、周りも気づくかもしれません。でもそこまでに至らない性暴力は星の数ほどあります。
子供は遊んでる一環と捉えることもあります。まだ言葉をしゃべれない乳児くらいの年齢であれば、嫌だったとしても被害の詳細を訴えることはできません。
性暴力自体、年齢問わず絶対に許されるものではありません。そして乳幼児への性暴力はあまりにも卑劣です。男女問わず、性暴力の被害者となっています。
保育園、幼稚園、小学校などで性暴力が起きている現実
多くの保育士や教師は真面目です。しかし極一部、子供に性暴力をする保育士や教師がいるのも現実です。
2016年度、性的行為などで懲戒処分された公立学校の教職員は全国で226人に達していて、これに危機意識の強い千葉県や神奈川県では、毎年児童に対して匿名の大規模な調査を実施している。
子供が安心して過ごせる場所であるはずの学校や保育園等で、子供を守るべき保育士や教師が性暴力の<加害者>となっています。
小児わいせつ型は再犯率84%
大森榎本クリニック精神保健福祉部長 斉藤 章佳へのインタビュー記事によると、
性犯罪前科が2回以上ある人を類型別でみると、小児わいせつ型は再犯率84%だといいます。(法務省 法務総合研究所の調査)
また、通常13歳以下の子どもへ性犯罪を繰り返す者は、精神医学の世界で「小児性愛(ペドフィリア)障害」と呼ばれており、その人物の<治療>は長く時間がかかるものだといいます。
児童への性的接触は、小児性犯罪の加害者のほとんどが、自らの行為の動機を「純愛」であると語る。必死に「愛していたからだ」と説明しようとする。(インタビュー記事より)
当然、純愛ではありません。れっきとした性暴力です。しかも相手は、反抗できない乳幼児、子供たちです。
まとめ
一度でこの乳幼児への性暴力について書き切ることは困難です。
今日の記事で、まずは日本での乳幼児への性暴力についての現状を知ってほしいということで
・乳幼児への性暴力があり、それは発覚しにくい現状があるということ
・保育園や学校等で、保育士や教師による性加害が起きているということ
・小児性暴力は再犯率が84%高いこと
をあげました。
もちろん、性加害者は保育士や教師だけではありません。一見、なんでもない普通の人、そして実父・実母のこともあります。
日本は児童ポルノ大国ともいわれ、世界各国と比べると対策が非常に遅れていると批判を受けています。「児童ポルノは加害の引き金になる。」と言われています。
被害を受けるのは、あまりにも大切な子供達です。
私は1人の保育士としても、記事を読んで何度も胸が苦しくなりました。
日本が神様が望む道へ進むよう、子供たちが絶対に性被害にあわない日本になるよう、どうか理解とお祈りをお願いします。
続けてこの課題についてはあげていきます。
参考記事
幼児期の性教育は身体の大切な場所「プライベートゾーン」を教えることから
子どもが性暴力被害にあってしまった時の対処法 All About
少年非行、児童虐待及び子供の性被害 警視庁
【性暴力を考えるvol.65】小児性犯罪と児童ポルノの闇 NHK現代
加害者は動機を「純愛」だと語った 斉藤 章佳精神保健福祉士・社会福祉士 大森榎本クリニック精神保健福祉部長