熊本3歳女児殺害事件から10年ー犯人からの手紙に自らを責め続ける父親

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10年前の2011年3月3日、熊本で当時3歳の心ちゃんが大学生に殺害されました。
お父さんは、今も自分を責め続けていると言います。
 

2011年3月3日、熊本市内のスーパーのトイレで、1人でいた清水心ちゃんが当時20歳の山口芳寛受刑者に殺害されました。心ちゃんの父親の誠一郎さんは、フォーラムの参加者に「事件直後は一家で心中し、娘のもとに行こうと決めていたが、支援者のおかげで前を向けている」と犯罪被害者への支援制度の重要性を話しました。
清水誠一郎氏:「私はなぜあの時、娘を1人でトイレにやったのかと今でもすごく自分を恨んでおります。これは私が生きていく間、絶対になくならないことだと思います。娘の命は42カ月でした。それも私が娘を犯人に引き渡したと今でも思っております」
引用:テレビ朝日NEWS

 

山口受刑者は刑が確定してから、誠一郎さん宛に手紙を送るようになりました。
父 誠一郎さんは、事件から7年経ちついに読む決心をしました。
「娘を殺した奴がどんな奴か、それも自分が元気なうちに分からないといけない」(清水誠一郎さん)
何が書いてあっても、最後まで読み通す覚悟はできていました。
便箋2枚半にわたり詳細に記されていたのは、裁判で明らかにされなかった『あの日』の出来事。
「家内には見せられません。(見たら)死ぬと思います」
「犯人が分かりました。どういう奴なのか」(清水誠一郎さん)
最後まで謝罪の言葉はありませんでした。
分ったのは、山口受刑者が裁判で真実を語っていなかったこと。
誠一郎さんは、自分が死んだときにはこれらの手紙を家族に見せず焼却するよう弁護士に依頼しました。
引用:RKK熊本放送

 

「生まれつきの犯罪者はいない。犯人の男もそうじゃなかったはず。成長する過程で、人の命の重さを学んでほしい。誰かを『殺したい』と思った時に、私の話を思い出して踏みとどまれるように、娘と私たち遺族の経験が聞く人の心に残ってくれれば」「犯罪者を生み出さない社会に」と講演活動を通して、犯罪被害者の思いを社会に訴え続ける。
引用:熊本日日新聞

 
記事によると講演活動をしながら、誹謗中傷を受けることもあるのだと言います。誹謗中傷する人は傷をえぐる人であり、人間ではありません。
 
私は記事を読み、心が本当に痛くなりました。
何が自分にできるだろうと考えました。
 
そして、心ちゃんの為に祈りました。
 
神様、心ちゃんを天国で特別に扱ってください。
心ちゃんが楽しく過ごせるように、神様が遊んであげてください。
怖かった心、辛かった心をどうか全て聖霊様が癒してください。
そして、遺族の方々の心が少しでも癒されるように、その御手をおいてください。
 
絶対に許されない犯罪、絶対にあってはならない犯罪です。
 
なぜ3歳の子供が殺されなければならないでしょう。
理由はどこにもありません。
 
「犯罪者を生み出さない社会に」
このように話すお父さんの心を考えると、とても胸が痛い。
 
絶対にもう二度とこのような事件が起きないよう、切に願います。
この記事を読んでくださった全ての人が、周りにも命の大切さを伝えてくださることを切に願います。
心ちゃんの霊魂の為に、お祈りお願いします。
 

参考
3歳女児殺害事件から10年 犯人からの手紙に自らを責め続ける父親【熊本】 RKK放送
心ちゃん殺害事件から10年 「犯罪ない社会を」 悲しみ胸に講演続ける父 熊本日日新聞
犯罪被害者支援のフォーラム 遺族が苦悩を語る

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