東日本大震災から5年「生き恥さらしてでも」

東日本大震災
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東日本大震災から5年が今日でたちました。

東日本大震災当時、岩手県釜石市の防災課長だった佐々木守さん(61)は、自身の経験を全国で伝え続けている。
2011年末からこれまでに行った講演は50回以上。

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「1000人以上の犠牲者を出した釜石の失敗を繰り返してほしくない」

09年4月に防災課長に就任。自主防災組織の整備や防災訓練を積極的に行った。

意識改革の途上にあった5年前、激震と津波が沿岸部を襲った。
市内の死者・行方不明者は1040人。
「自分のやった仕事は本当に無力だった」と打ちひしがれた。
「市民が津波が来ると感じなかったのは、行政がちゃんと対応してこなかったからだ」。
佐々木さんは今も悔やみ続けている。
聴衆を前に毎回こう言う。

「私は防災担当者としては失格で、皆さんの前で話をする資格はない。しかし、自分ができるのは腹を切ることではなく、生き恥をさらしてでも失敗を伝えること」

「防災力が高まり災害による被害が減るかどうかは、住民や自治体の今後の取り組みにかかっている」。
聞き手の熱心さに、災害への危機意識が共有されていると意を強くするという。
「話を聞いたことをきっかけに防災力が高まれば、生きてしゃべったかいがある」

参照:時事通信

何か胸に刺さる思いがしました。私は今までの人生で、失敗もしたし、悔やんでも悔やみきれないこともありました。誰しもがそういうことはあるのかもしれません。

しかし「自分ができるのは腹を切ることではなく、生き恥をさらしてでも失敗を伝えること」とあり、私はその言葉に涙が出るしかありませんでした。

 

どこが生き恥なのでしょう。全くそんなことない。

 

何か失敗したとしても、うまくいかなかったことがあったとしても、それがたとえ命にかかわることだったとしてもその後、どう生きるのか。それを深く深く教えられた思いがしました。

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