なでしこジャパンが、２大会連続の決勝進出を決めた。
１―１の後半ロスタイム。
なでしこジャパンがカウンター、川澄のラストパスにイングランドＤＦバセットが足を出すも
無情にもゴール吸い込まれ、まさかのオウンゴール。
苦しい時間帯をしのいだ日本が終了間際に勝ち越した。出典：スポーツ報知【女子Ｗ杯】なでしこ、決勝進出！オウンゴールでロスタイム勝ち越し
イングランドは最後まで走り続けました。
だれてきたなーというシーンは見ませんでした。
本当に素晴らしいチームだったと思います。
その試合の最後、アディショナルタイムに入った後半４７分、バセット選手によるオウンゴールというまさかの事態が起きました。そのまま試合終了。日本は決勝へ。イングランドは３位決定戦を残すのみとなったのです。バセット選手は泣き崩れました。見ていて、とても心が痛いことでした。一生懸命走っていたのを私はテレビでリアルタイムで見ていたので、日本の勝利は嬉しい反面、バセット選手の悔しさを思うとなんとも言えない気持ちになりました。
でも、バセット選手にチームメンバー、監督、そしてイングランドの国民から多くの励ましと慰めの言葉が届いたのです。
イングランド国民からはバセット選手の公式ツイッターアカウントに激励のメッセージが殺到している。
「あなたは試合には負けたけれど人生に勝利した」
「自分自身を誇りに思って。さぁ顔を上げて」
といった励ましの声が寄せられている。
引用：フットボールチャンネル
MFファラ・ウィリアムズもチームを誇りつつ、バセットを擁護した。
「チームとして、私たちは世界王者を苦しめたことを誇りに思っている。私たちは本当に彼らを苦しめた。私たちのゲームプランはぴったりとはまったのに、偶然のゴールで彼女たちが勝ち上がることになったのよ。バセットは自分がみんなを失望させたと感じている。でも、彼女はイングランドのために全力を尽くしたわ。」FWトニ・ダッガン
「打ちひしがれているわ。私たちは全力を尽くした。バセットは私たちの支えだったわ。彼女は全員にとって素晴らしい模範なの。きっと立ち直れるはずだと信じている。私は、チームがここまでやってきたことを誇っているわ。私たちはきっと立ち上がれるはずよ」引用：GOAL
仲間が失敗した時、仲間が傷ついている時、まるで家族の一人のように包んであげるイングランドのチームに敬意を表します。
バセット選手の痛みと傷を分かるから、そしてバセット選手がこの試合で、またここまで来るにあたってどれだけ努力してきたかを分かるから、イングランドの監督と選手達がよりバセット選手を包んでいるのだなと感じました。
自分がバセット選手だったらどうしていたことでしょう。。
私も泣き崩れたと思います。。
この場面でやってしまった・・・！！！と。私のせいで勝てなかったと。
しかし、イングランドは監督もチームメンバーも、そしてイングランドの国自体も
彼女を責めることはありませんでした。
神様は彼女を一体、どのように見ていたのでしょうか。
神様もきっと彼女を今頃、励ましているのではないでしょうか。
人間が何か一生懸命頑張っていた中で、何かが起きたとしても
神様は全体を見て分かってくださり、私達一人一人を抱きしめてくださいます。
その人の一部分だけ、様子だけ、外見だけを見て
あの人は、ああだと判断する前に神様はその人の人生全体を見ます。
だからその人がどうしてその面が足りないのかが分かるし、
そのせいでどれほど泣いのか分かるし、
その人がどんな痛みとどんな傷があるのかを分かっていらっしゃいます。
自分に矛盾と足りないところがあればその分、第一に自分が一番つらいから
神様はその人の間違いを指摘する前にまず包んであげようとします。
そのことでその人がどれほど痛かったのか
どれほどつらくて心に苦痛を感じてきたのか
そのことを分かってあげて愛で包んでくださる神様です。
摂理の御言葉より
私達が人生を生きる中で、取り返しのつかないことを意図せずやってしまっても、神様はその心を分かってくださいます。
二度と立ち上がれないかもしれないような状況に陥っても神様はその手をとってくださり、包んでくださり、元気と勇気を与えてくださり、再び立ち上がらさせてくださいます。
まだ３位決定戦がイングランドには残っています。
必ずバセット選手が再び立ち上がってくれると信じます。
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