私が生涯忘れることができないであろう、15年前のあの日。
唐突に<事件>は起きた。
災害というべきか。いや、人災・・・だ。
真っ青な顔をして、私の部屋に飛び込んできた摂理メンバーはその事件を私に知らせた。
その後、その事件の対応をすぐにした。
事件が一段落した数十分後、緊張状態から力が抜けた。
私は泣き叫んでいた。
「私のせいだ。」
当時、所属していた摂理の教会のメンバーに一斉にメールをうった。
「私のせいです。ごめんなさい。」と。
そしたらほぼ全員から返事が返ってきた。
「りおさんのせいじゃないよ。」
そういう内容ばかりだった。
その日、私は家に戻ることは無かった。
誰にも合わせる顔が無いとおもい、車を走らせて一夜を車の中で過ごした。
後で聞いたが、一緒に住んでいた摂理メンバーは私を探していてくれていた。
どこにいるかも分からなかった私を。
一生涯忘れることができない事件だが、その中でも皆の愛、皆を通しての神様の愛を感じた。
それはまるで、真っ暗な深海の中を照らす小さくもハッキリした光のようだった。
神様に合わす顔が無い、メンバー達に合わせる顔が無い、そうして真っ暗闇に閉じこもった私をさす愛の光だった。
神様と聖霊様と御子に属した人が、「真の光」だ。
鄭明析牧師の明け方の御言葉より