映画ドラクエ ユア・ストーリー。
賛否が完全に分かれている、どっちかというと否のほうが多いかもしれません。
特に「ドラクエ5をやった人」の中で。
ドラクエ5を何度もやったことがあり、思い入れがあるほど、この映画のラストのラストで希望を打ち砕かれたかのように感じるのかもしれません。
ただもちろん、見たかた全員が酷評しているというわけではありません。
私はドラクエ5が大好きです。
ドラクエ5を、何十回、何百回やったか覚えていません。
というわけで。
ドラクエ ユア・ストーリーは公開前から楽しみにしていました。
私がつまづいたかというと、映画を全部見終わった後に
「ラストのラスト前で帰ればよかったかな」
なんてちょっと思いましたけど、後から「これはこれでアリだな」と思うようになりました。
以下、ここからはネタバレ、そしてドラクエ5を知らない人には面白くない記事かと・・・( ;∀;)
事前にお断りをいれますが、本当に個人的な感想ですよw
まず、ドラクエ5を知ってるからこそ、このストーリー詰め込み具合が分かるので
ドラクエ5を知らない人が見たらどう思うんだろう、この時点で賛否わかれるかもと思いました。
知ってるからこそ出る賛と否。
知らないからこそ出る賛と否。
私はドラクエ5を知って、この映画を見れたので
ストーリーの展開速度が激早でも、ついていけました。
ヘンリーとの出会いに行きつくまでの展開は、ドラクエ5だと結構長々ありますが
かなりすっ飛ばされてはいます。
まあ、ドラクエ5を終わるまでに平均30時間くらいかかりますから
2時間の映画で詰め込んでも仕方ないわけです。
絵は鳥山明ではないけれど、そこは違和感なく、とてもきれいだなと思ってみてました。
ヘンリーとの出会いから、パパスの死まではもうちょっと見たかった感はあります。
二十世紀少年みたいに、3部作くらいがいいのかな?!
ビアンカと、フローラのあたりはスッキリ描かれていました。
ビアンカを選ぶか、フローラを選ぶか、果たして新生デボラを選ぶか?!
今回はデボラはでてこないです。
フローラが絶妙な立ち回りで、リュカの気持ちを読み取って ビアンカとの間に入ろうとする。
フローラは名脇役でしたね。
そして、ブオーンが今回、かなり前面に出てて良かったです。
ゲームだと、強いから記憶には残るものの、映画のようにドーンと存在感があるわけではないですものね。
あとでプオーンとして仲間になることを知っていると
なんだかこのストーリーも ありだ ありだ って思えると思います。
私が一番感動したのは
ラスト間際、リュカがピンチになったときに、ブオーンとヘンリーが助けに来た場面。
ヘンリーがラインハットの兵士たちを引き連れてきたのは
鳥肌立ちました。
ヘンリーって、ドラクエ5のゲームの中だと、ラインハットに戻ってそのまま終わってしまうけれど
って思いました。
このシーンは、ドラクエ5の原作を超えたと私は思います。
・・・ここで終わればハッピーエンドの映画。
・・・がしかし・・・!(←グランバニアで全員眠りこける風)
この後以降、ラストのラストがホントの賛否を巻き起こしてますね。
ラストのラストで、全てがぶっ壊れるかのように思える。
要は「ゲームは、誰かが考えたプログラムの中にあるもの」
「大人になれ」とコンピュータウイルスを作ったミルドラース(だっけ?)に言われるシーン。
私は、このラストのラストのシーン。
これはこれでアリなのかとおもいました。
ラストのシーンと、それまでが完全に分離されていて、
いきなり現実に引き戻される感じ?
でもまあ、それもアリですよね。
このシーンで頭がいっぱいになると
その先のリュカの「これも現実だ」っていうセリフなどが全く入ってこなくなるので
これから見る方は、心落ち着かせて、最後までみるのが良いと思われます。
いつかまた機会があるなら
ほぼ完全に、ドラクエ5の世界だけの映画も見てみたいと思いました。
次はドラクエ4とか?!