「子供に喋りかけない保育士」とは私のことです(笑)私の様子をみて、ママさんは私がなぜそうしているのか分かってくれていました。
経緯はこう。
まだコロナが流行る前のこと。
私と、教会のママさんと子供ちゃん(1歳)と一緒に、おでかけに行ったのです。子供ちゃんと私は初対面。子供ちゃんは私の顔を見て緊張していました。ママさんとも会ったのは2回目だったかな(笑)
その子の目線やママとのくっつき具合など諸々を見ながら、私から喋りかけ続けたり一緒に遊ぶよりは、安心してもらう方が先だと思い、まずは私は子供ちゃんはおいといて、ママさんとひたすら話しました。
子供は、自分の知らない人が、自分のパパやママと楽しく話してる姿を見ると「どうやら悪い人では無さそうだ」「仲良くできる人だ」と認識することがあります。
しばらくすると、その子の緊張が解けてくるのが分かりました。それからは一緒に手を繋いでお散歩に行くことも出来ました。
子供に話しかけない様子を傍目に見ると「子供ちゃんと仲良くしようとしない人」と見えなくもありません。
でもなぜそのとき、私が子供ちゃんに話しかけず、ママさんとひたすら話していたのか。ママさんはそれを分かってくれて褒めてくれました。
「子供が慣れるまで、待ってくださってありがとうございます。」
と言ってくれました。
ママさんは小さなことでも見逃さず、感謝の言葉までいただいて本当に嬉しかったです。
子供によっては私は最初から話しかける場合もあり、全ての子供に同じように接するわけではありません。でもこのときはあえて話しかけませんでした。
保育士のことを信頼してくれてるママさんの存在は、とても嬉しいものです。これからも保育士として成長し続ける自分でありたいです。
目次