1年前のあの日
僕は泣けなかった
涙が出てこなかった
異国の地で亡くなった後輩
非現実のようだった
一年たってようやく
僕は少し泣ける日ができた
僕は後輩が大切にしていたもの
大切にしていた人たちを知っている
今も天国の地で 後輩の思いは変わらないんだろう
僕は後輩のようにはできないかもしれない
それでも僕は
後輩が大切にしていたものを
大切にしていきたい
後輩が守りたかったものを
守りたい
いつか僕が天国に行ったとき
「守ったよ」
「ちょっとは頑張ったよ」
笑って報告できるように