[小説]異世界天生(2)イエス・キリストとの食事ー無神論者のオレが、目が覚めたらイエスキリストの弟子になっていた件

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朝目覚めたら、違う世界に行っていたなんて、漫画でよくある世界。
それが自分に起こってる。

「ミナト―。早くしないとパン無くなるぞ笑」
ペテロと呼ばれたオッサンが席に座るようにいう。

言われるがままに食卓についた。

目の前にはパンの山。

イエス・キリストはパンを食べてる。
他のオッサンたちもパンを食べてる。

イエス・キリストもご飯食べるんだ。
どうでもいいことを考えていた。

俺の知ってるイエス・キリストは教科書の中の人物。
普段どうしていたかなんて考えたこともなかった。

考えてる間に、オッサンたちがパンを食い尽くす勢い。

空腹に耐えられず、俺もパンに手をのばす。
意外にうまい。

「ミナト、うまいだろ?!」
ペテロのオッサンが笑う。

食卓は、どうでもいい話から真面目な話まで、いろんな話が飛び交う。

俺は知らない人達ばかり。
でもどこか、この食卓は居心地がいい。

仲がいいんだな。この人たち。

そんなことを思いながら場を見回していた。

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