「人生が 180度変わる」と聞いてインドに行ってよかったこと、そうでないこと

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わたしは大学二年生のとき、友人と二人でインドに行ったことがあります。

なにしろ、人生が変わると聞いていたから。

 

まあ、たかだか1週間前後で人生をがらり変えるのも無理があったなあとおもいます。

人生は変わりませんでしたが、よかったことはとても多かったです。

わたしの専門分野は、考えて生み出していくことが必要なので、いい経験のひとつになりました。

ここで、インドに行ってよかったことと、よくなかったことを書いていこうとおもいます。

 

人も景色も食べ物も日本と全然違うため、刺激を受けてテンション上がる

友人との事前計画では、できる限り人生を変えるため、

ツアー行動よりも自由行動ができるようなプランにしました。

都会の大通りから下町の細道まで、自由に歩いて回りました。本当〜に様々な人がいます。

 

新しいことばかりで、最初はどこを歩いても楽しいです。子どもに戻ったきぶん。

どの場面を写真に撮っても楽しいです。

個人的に、「絵になる写真」と感じるのは、実際にそこが魅力的かどうかよりも、

自分が新鮮におもうか、すきにおもうかが重要なんじゃないかとおもっています。

だから、インドではいい写真がよく撮れたとおもいます。

 

たくさんの刺激を受けるので、

あんなもの作りたいな、こんなもの描きたいな、とイメージがふくれてきます。

帰国した瞬間、すべて忘れてしまったので、メモは必須だったなとおもいます。

 

インド人は自由なので、悩んでいたことがどうでもよくなる

ちょっとしたいざこざに巻き込まれたこともあったのですが、

屋外だったためか、周りにどんどんインド人が集まってきました。

たぶん、屋内でも同じくらい集まるのだろうなと思います。

 

簡単な状況としては、相手のインド人が日本人のわたしたちに向けて怒っているかんじ。

集まってきたみんなは各々すきなことをしていて、怒っているインド人の後ろでピースとかしてました。

「そうだそうだ、しかしな、・・・」などと、適当に意見を言い始めるインド人もいて、

さらに議論が困惑し、みんなだれの味方をしているのかわからない状況に。

インドって自由だなあとおもいました。

 

許容力が鍛えられる

インドには、美しいものも多くあるけれど、見るに堪えないものもたくさんあります。

そして、えーっそんなことするの!?と言いたくなるような行動をする人もたくさん。

自分の常識がくつがえされることばかりです。

そういうおどろくことに対して、免疫力がついたように感じます。

インド人につられて、少し開放的になった気もします。外国人に対する抵抗感も減りました。

 

 

また、あんまりよくなかった点としては、

 

 

いろいろな意味で危ない

食事、治安、金銭感覚、迷子、いろいろと気をつけなくてはいけません。

特に異性については危ないです。

女性は、外国人に限らずですが、異性には気をつけてくださいな。

日本人は特に、海外で好かれる傾向にあるようです。

 

わたし自身は「ちびでおかっぱだから、ちびまるこだ」と日本語をしゃべれるインド人に

馬鹿にされて相手にされませんでしたが、わたしの友人は完全に狙われていました。

 

そのときは血気が出て、ちくしょう馬鹿にされた、髪の毛を伸ばしてやる、と決意しましたが、

摂理に来てからは、そんな風に人を見下す彼らがまちがっているのだと気づいたため、

何も臆することなく髪は切りました。そして彼らがふさわしくさばかれるように祈りました。

 

いろいろと怖い思いをする

「契約してるお店(めちゃ高い宝石店)に寄る代わりに、タクシーに安く乗せてあげるよ(けっこう遠い)」

「友達のバイクでそこまで送ってくよ(20代男性)(夜で超渋滞)」

「困ってるのかい?僕の事務所でおすすめのところを教えてあげるよ(行き先は悪徳とレビューされる旅行会社)」

 

インドで油断していると、あちこちひっぱられます。

でも誘い方が巧妙というか、むっちゃフレンドリーなので

「あ、はい」とおもわず返事してしまい、後から後悔すること多し。

 

冷静になると、もうちょっと考えろよと自分でも思うのですが、

そのときはそう返事しちゃうもんなのです。

わたしと友人は、上の誘い文句、全部のってしまいました。

幸いにも、特に危害はありませんでしたが、危ない橋わたってるなあとおもいます。

 

「安くなるなら」「もう歩くのつかれたし」「なんかいい人そう」

そういう考えで安易に人についていってはあぶないです。

 

知らないインド人のバイク後部座席に乗って夜の狭い細道を走る最中、

道端にいた牛さんとわたしの足がゴツンとぶつかったとき、

ああ、わたしはここでもうしぬかもしれない・・と覚悟しました。

幸いにもバイクのインド人は普通のいい人で、無事宿泊先まで送ってくれました。

あと、牛さんには申し訳なかった。

 

つかれる

インド人からの日本人への営業はものすごい勢いです。

観光地の周辺では、10分歩くと5,6人には話しかけられます。

主に「タクシーに乗っていけ」というタクシー運転手からの勧誘が多かったです。

しかし、歩いてもすぐに行ける距離です。断り続けてもずっとついてくるので、

無視して歩いていると、他のタクシー運転手も何人かついてきて、軽くピクミンのオリマーみたいな気分。

日本とは人との距離感が違って、つかれました。

 

 

こんな感じで、いい面も悪い面もあるインド旅行です。

結局の感想としては、行ってよかったなとおもいます。

たのしかったし、困難にぶちあたったし、自分の汚い面にもきづいたし、

自分の傾向もわかったし、びっくりすることばかりだし、正直また行きたいです。

 

しかし、当初の目的である、人生を180度変えるためには、

もっと根本的なところから認識がくつがえされることが必要だとおもいました。

 

180度変わるって、生き方自体、まるきり逆方向になることです。

今までしてきたことをばっさりやめたり、今までしなかったことをするようになることだとおもいます。

そしてなにより、180度変えたいと願っていた身としては、

その自分と正反対に傾いた矛先が、今よりもっとよい目的地に通じることを願っていました。

 

よい目的地に行くためには、視野を広げることと、正しい考えを学ぶことが大切だと感じました。

ただ、視野を広げてばかりでは、選択肢が増えるばかりで、何を選べばいいのかわからないままです。

でも、正しい考えに行き着くためには、視野を広げていないと受け入れられない。

わたしは、どちらもバランス良く行ったとき、少しずつ行くべき道が見えてきました。

 

本物のタージマハルはやっぱりすごかったです。当時の労働量考えると震える。

 

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