わたしはどちらかというと、虫が殺せないタイプでした。
小さいコバエにも心臓があるのかないのかわかりませんが、
そういうものがつぶれると考えると、心苦しくなりました。
目の前で生きているものが、もだえ死ぬという光景が耐えられませんでした。
しかし、御言葉を教えてくださる先生は、虫を見つけたらつかまえる人でした。
害虫を見つけたならば、どの穴から出てきたか調査し、徹底的に駆除します。
先生は、害虫がだいきらいです。
わたしは摂理にくるまで、牧師さんやお坊さんなど聖職者は、虫などの生き物を殺さないとおもっていました。
なので、先生は虫を見つけると、全力で駆除するという話を聞いたとき、非常に驚きました。
なぜ生き物である虫を殺すのか。
先生は、「害虫を駆除して、神様が下さった体が害を受けないようにすることが、神様の御心だ」とおっしゃいました。
蚊一匹、生き物だからと殺さないで放置していれば、
自分が蚊にさされ、皮膚が腫れるようになります。
他の害虫も同様で、放置すれば、自分が害を受けるのです。
今までわたしは、虫を殺すのは怖いから、逃げ続け、放置するままでしたが、
御言葉を聞き、人間のあるべき姿を知り、また、先生が虫と戦い、環境を治めていく姿を見て、
人間は虫よりも上の存在として創造されたのだから、されるがままではおかしいと感じるようになりました。
人間にとって害になる存在なら、殺意が湧いてきます。
わたしはそれから害虫を見過ごさず、駆除するようになりました。
多くの人が最も忌み嫌う虫のひとつは、ゴキブリだとおもいますが、
最近、その虫と対面する機会がありました。害虫ですから、殺さなくてはいけません。
今までゴキブリを見つけるとき、大抵周りに人がいて、駆除してくれました。
しかし、そのときわたし以外にその存在を知る者は、大変少なかったのです。
そのとき、わたしに熱い聖霊がくだり、
必ずサタンのようなゴキブリを殺さなくてはいけないという心で満たされました。
わたしは感動のままに、アースゴキジェットプロという強力な武器を手に、虫を追いかけました。
ゴキブリは素早い動きで、あちこち動き回るので、途中でどこに行ったのか、わからなくなりました。
一旦様子を見て、その場から離れて座り、強く祈りました。
悪の象徴のようなこの害虫を、必ず滅ぼせるようにしてください。
そして、この害虫を倒すように、悪の存在を倒していくことができますように。
そのとき、わたしが目を開くと、黒い物体が壁を這っていくのが見えました。
「いまここで殺さなくては」という強い決心と、アースゴキジェットプロと共に、そこへ向かいました。
敵を目前にしたとき、わたしは狙いを定めてゴキジェットプロを吹きかけました。
噴射の勢いで少し吹き飛ばされてしまいましたが、左右から均等に吹きかけ続け、
ついにそのゴキブリは息絶えるようになりました。
そしてわたしは悪に打ち勝ちました。
わたしは摂理に来て変化し、ゴキブリをただ見ている側から、駆除する側になりました。
生きていく上で必要な力を得たように感じます。
摂理で過ごす中で、悪に立ち向かう心が大きくなりました。
悪い存在に対して、より敏感になりました。
いままでは、あってもなくてもどちらでもいいのではないかと考えていたものが多くありましたが、
御言葉を聞く中で、善悪がはっきり分かれ、悪いものはない方がいいのだと感じるようになりました。
いつも強い心で、環境を治める人になっていきたいです。