新しい時代が来て21世紀を過ごしているのに、受け入れずに生きる人は、
今も「19世紀、20世紀に該当する生」を生きていく。
2017年10月3日明け方の箴言
という御言葉を聞いて、22世紀のドラえもんを思い出したのです。
ドラえもん、ご存知ですか。
9月3日生まれの猫型ロボットです。
ドラえもんに頼りっぱなしののび太を見ると、神様に頼りっぱなしの私が見えてきます。
「ドラえもん、新しい道具出して!」と泣き叫ぶのが、のび太のいつものパターンですが、
学生のわたしものび太のごとく、「神様、あの企業に受からせて!」「研究発表を乗り越えさせて!」と切願します。
神様はひみつどうぐのような、ひみつの御言葉を教えてくださいます。
のび太は新しいひみつどうぐを使ってジャイアンと戦ったり、ピンチを乗り越えたりするけれど、
わたしはひみつの御言葉を使って、人事や教授と戦ったり、人生を成功させたりします。
わたしとのび太、似ています。
ドラえもん1巻にこんなシーンがあります。
竹馬に乗れないのび太、未来の最新型タケウマをねだるけれど、
ドラえもんに「そんなものないってのに」と突き放されます。
「なくても、だしてくれないと困るんだ。」とのび太が食い下がると、
ドラえもん「22世紀には、もうタケウマなんかはやらないの!!」と反発します。
のび太はこのようにドラえもんに、あるものないものねだります。
彼らのコミュニティでは、竹馬が流行っていたし、竹馬がうまくないとまずかったのでしょう。
のび太は、竹馬のことしか見えていませんでした。
竹馬、たぶん20世紀に流行ったものです。
今も流行っているのでしょうか。
今なら、竹馬よりはスプラトゥーンの方が流行っているのではないでしょうか。
スプラトゥーンとは、Wii Uという家庭用ゲーム機のゲームソフトです。
ここで、のび太の考えとドラえもんの考えは異なります。
のび太はのび太の次元で最もいいものを求めるけれど、
ドラえもんはドラえもんの次元での最もいいものしか与えることができません。
新しい時代のものを受け入れないと、昔の時代のものを使いながら過ごしていくのです。
竹馬、筋肉も鍛えられるし、姿勢も良くなるし、いい遊び道具だと思います。
健康面を考えると、断然竹馬の方がいいとは思うのですが、
竹馬はスプラトゥーンのように様々な機能は持ち合わせていません。
のび太が欲しいとねだった最新型”タケウマ”は、
わたしたちが欲しがった最新型”ガラケー”かもしれないし、最新型”フィルムカメラ”かもしれません。
ガラケーの形式、フィルムを使った形式での最高のもの、という昔の考えを捨てなければ、
きっと今のスマホにもデジカメにもたどり着かなかったでしょう。
のび太のねだった”タケウマ”が、自分が固執した考えの象徴だとすると、
“タケウマ”は、きっとこうもいえます。
最新型”自分のすきなやり方”、最新型”神様を中心にしない考え方”。
そんなの最新型にしてもしょうがないのです。
なぜなら、未来から来たドラえもんが考える次元に、のび太が追いつかなかったように、
神様が考える次元は、人間には到底追いつけない次元だからです。
神様が最新だから、神様が願われる通りにしていくのが、一番いい方法です。
最新型にするなら、その時の最新のもので求めたら、もっといいです。
わたしは神様に最新型の”タケウマ”をねだっていないか、
今の時に合った生き方ができているか、確認しなくっちゃとおもいました。