「サザエさん」におけるイクラちゃんの3つのことばに対する観察的考察

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摂理の賛美曲「新しい歌」という曲をライブで歌うとき、
チャン、チャン、チャン・・と、よく合いの手を入れることがあります。
「チャン」は韓国語なのですが、どういう意味かというと、

짱 (tchang):最高
出典:kpedia

なので、最高!最高!と言うような感じなのですが、

うちの教会の男子が気に入って、「チャ〜ン」と普段でも使うようになりました。
その様子を見て、ある日、わたしはふと脳裏によぎることがありました。

 

もしかして、イクラちゃん・・?

 

国民的アニメ「サザエさん」に登場する「イクラちゃん」をご存知でしょうか。
まだ幼く、「ハーイ」「バブーン」「チャーン」のみを駆使して
コミュニケーションをとる男の子です。

「サザエさん」は1969年10月5日からアニメ放送が始まり、
2017年には放送2400回記念を迎えています。

アニメだけで考えたとしても約50年もの歴史があるこの長寿作品の中で、
「ハーイ」「バブーン」「チャーン」・・・これだけの単語で
毎週日曜18:30から語り尽くしてきたイクラちゃんが、
まさにただものではないということは、みなさまご理解いただけるとおもいます。

 

そうです、イクラちゃんは、単なる赤ん坊ではないのです。
単なる赤ん坊でなければ、一体なんなのか。
鮭に関するキーワードがなにひとつ含まれていない
ノリスケとタイコは、一体どのような御心があり、イクラを産んだのか。

「ハーイ」「バブーン」「チャーン」これらの言葉の意味を考えてみると、
「ハーイ」は、賛同するとき、
「バブーン」は、否定するときに、多く用いられる傾向があります。

ということから、
「ハーイ(YES)」「バブーン(BAD)」はなんとなくイメージがつきます。

 

では、「チャーン」は?

わたしは、幼い頃からずっと疑問でした。
なぜ、「チャーン」という言葉が存在し、なぜ、彼は「チャーン」を発するのか。

 

わたしは、冒頭に書いたエピソードから、長年の疑問がようやく解けたのです。
チャンは、韓国語で「最高」。

つまり、「チャーン(GREAT)」であると。

ハーイ(YES)バブーン(BAD)チャーン(GREAT)
彼は、この3つを使って人々とコミュニケーションを取っていたということです。

たかが3つ。されど、3つです。
そう、彼には、この3つの言葉だけでよかったのです。

「主に従います」「悔い改めます」「主を褒め讃えます」

主に従順するために必要な言葉とは、たった、これだけだったのです。

 

人間は、その何倍もの多くの言葉を用います。
言葉は、神様がくださった祝福です。しかし、それをふさわしく使うためには、
自分の心・精神・考えがしっかりと作られていてこそ、自由自在に扱うことができます。

わたしは、中学、高校、大学と進むに連れ、あまりにも多くの言葉を知り、
また、その意味も深く理解しないまま、多くの言葉を使い続けてきました。

しかし、口から出て行くものは、心の中から出てくるのであって、それが人を汚すのである。
マタイによる福音書15:18

という聖句がありますが、
わたしは、大切なことをなにも知らないまま、言葉という道具だけを学び、
知らず知らずのうちに、人を汚してしまうことに使ってきたのです。
自分を傷つける言葉、人を蔑む言葉、神様の心をいためる言葉。
御言葉を学ぶまで、また学んでからも、自分の足りなさにより、そのような言葉をわからずに使い続けてきました。

 

IKURA、彼のシンプルな生き様を目の当たりにし、わたしはこれまでの自分の言動を反省しました。
いつも口から災いが起こりますから、いつも自分の口を治めなくてはいけません。
自分が軽率に発言し、知らず知らずのうちに人を傷つけ、神様の胸を痛めてしまったことを悔い改めます。

イクラちゃん・・いや、彼に敬意を示し、イクラさんと呼ぶべきでしょう。
主は、イクラさんを通して、言葉の価値、主に従順する姿勢を学ばせてくださいました。

わたしも、一層よい精神をつくり、
イクラさんのように、いつも主を褒め讃える言葉を用いて生きていきたいです。

 

※これはあくまでも個人の見解であり、イクラちゃんが実際に「チャーン」を「最高」「GREAT」として使っているかどうか、残念ながら、実際のところは定かではないのです。ていうか、使ってないとおもいます。

 

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