またまたマニアックな連載記事です。
※学術記事ではありませんので著者の思いのままに独断で解釈してます。ご了承ください。
今回は目に見えない世界(ミクロ)について。
科学やエンジニアリングに携わっていると様々な専門領域に関わります。それらを突き詰めると、神様を感じるしかなかったりします。
今回の記事は以下の通り。
- 私達の世界は何でできている?
- ミクロの世界の「真理の美しさ」
- 身近なミクロの世界
今回は第1回目です。
私達の世界は何でできている?
よく学校の教科書で出ている答えは、「分子と原子」ですね。水ならH2Oとか。
近年の学説では、その原子を分解してさらに分解すると、「振動する小さなヒモ」になると言われています。
すなわち、世界の物質はすべて、この「振動する小さなヒモ」で出来ているということ。さらにその理論によると世界は4次元でなく、10次元あるそうです。
なんのこっちゃ。
では、少し歴史を振り返りましょう。
原子の存在は紀元前400年頃から予言され、17世紀頃に発見されました。当時は電子顕微鏡で確認のしようもないのだから、すごい話です。「霊は本当にいるか」なんて議論に近いレベルだったように思います。
そして現在の素粒子物理学で定説となっているのは「超弦(ひも)理論」という学説。
超ひも理論は1960年から提唱されましたが、当時は誰にも見向きもされませんでした。発見者は絶賛されると期待していただけに、ショックで飲んだくれたそうです。
それがとあるきっかけで1984年に一気に有名になりました。
その後様々な議論が繰り返され、1995年にはその理論の問題をほぼ解く「M理論」にたどり着きました。
これにより「神の数式」が発見されたのではないかと大騒ぎになったそうです。
なぜ「神の数式」と呼ばれるかというと、この数式を使うと世の中のすべての現象を説明出来るとされているからです。
つまり、世界はこの数式の真理で成り立っていると言えるものです。
数式は、太古の昔から未来永劫変わりません。環境や時代、状況に関わらず成り立つ法則なのです。
ちょうど主日の御言葉に「神様の御心は環境に関わらず必ず成される」というメッセージがありました。
素粒子物理学のマニアックな言葉で翻訳すると、「御心」というのは永遠に不変な真理である統一理論(神の数式)なのかもしれません(笑)
しかし、一方で、その理論を確認する方法は現在の科学技術では存在せず、「机上の空論」や「永遠の仮説」と呼ばれてもいます。
見えない世界、たとえ数式的に正しくても、それを実験で証明することもできない。さらに10次元。
いかに私達が生きている世界が未知のもので溢れていて、人間が感じられるのはほんの一部でしかないことを思い知らされます。霊の世界なんてどれほどか。
神秘的な人類の歴史と、真理。
実は、この真理が発見されていく過程には、「美しさ」が重要だったといいます。
次回は「真理と美しさ」についてご紹介します。
世界の誰かが、神様を感じるきっかけになれば幸いです。