キリスト教徒狙った犯行?「神に会えるよ」銃乱射-米オレゴン州

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アメリカの大学で発生した銃乱射事件

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出典:ASSOCIATED PRESS

現地時間1日午前10時40分頃(日本時間2日未明)、事件は起きた。

これまでに10人が死亡し、7人が負傷。容疑者は駆け付けた警察官らとの銃撃戦で射殺された。死亡したクリス・ハーパー・マーサー容疑者(26)が、キリスト教徒を狙って計画的に犯行に及んだ可能性があることが1日、分かった。捜査当局は動機の解明を急いでいる。

銃規制を訴える団体「エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー」によると、2015年にアメリカの学校で発生した銃撃事件は、今回で45件目になるという。

事件の概要をまとめた。

キリスト教徒を射殺?銃乱射の状況

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出典:Los Angeles Times

マーサー容疑者は、銃3丁とライフル1丁で武装し、複数の教室に侵入して銃を乱射。

負傷した学生の父親によると容疑者は「この時を何年も待っていた」と切り出し、教師に発砲。その後、学生たちに向かって、キリスト教徒は立つよう命令。「すぐに神に会えるよ」と言い放ち、銃を乱射したという。

また授業中だったという女性(18)は「窓の外から銃撃があり、教えていた教員が頭を撃たれた。容疑者は教室の中に入ってきて、その場にいた人たちに信じている宗教を言うようにいい、それから撃ち始めた」と話した。

事前に犯行を示唆?

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容疑者は前日、twitterへの投稿で「北西にいるなら、明日は学校に行くな」などと書き込み、犯行を示唆したとみられている。書き込みについては、警察、また米連邦捜査局(FBI)も捜査に乗り出している。
組織的な宗教に対する嫌悪感を持っていたとの情報もある。犯行時に既に銃を所持しており、計画的な犯行とみられている。

やまないアメリカでの銃乱射事件

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出典:Tampa Bay Times

オバマ大統領は事件後、ホワイトハウスで記者団に
「先進国で数か月おきに、このような銃乱射事件が起きるのはアメリカだけだ」
「私の任期中に再び犠牲者の家族にお悔やみを申し上げるようなことがないことを祈っているが、保証できない」
「大量殺人が繰り返されるのに、米国には先進国で唯一、常識的な銃規制法がないままだ」
「このような事件を数か月おきに起こしてしまうのも我々の政治的選択の結果だ」
と述べ、銃乱射事件が再び起きたことに強い憤りを表した。

オバマ政権は繰り返される銃の乱射事件を受けて、2013年に銃規制を強化する法案を議会に提出したが、これに抵抗する圧力団体「全米ライフル協会」などの影響もあって否決されるなど、銃の規制がまったく進んでいない。

核心は<心と考え>だ

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出典:InfoseekNews

銃社会は、本当にどうにかならないものか。衝動的に殺人をしたくなったときに、手元に銃があるのとそうでないのとでは180度違ってくるのではないか。また護身用だとしても、人を殺す道具は出来るだけ持ちたくないものではないか。

これだけはアメリカの中で改正してほしい。冒頭に書いたように、2015年に学校で起きた銃乱射事件は45件目となっている。銃が規制されていれば、このうちの少しでも減るのではないだろうか。

でも銃が無くなったとしても、人々の心から銃乱射をさせるような考えを捨てないと銃規制をしたとしても、銃乱射事件は少なからず起きてしまうものだと思う。

人が<体>で殴り合って喧嘩をしても、核心は<心と考え>だ。
<体>で殴り合って喧嘩をするとき、<心と考え>を整えて、熱が冷めるようにしてあげたら、<体>も熱が冷める。この道だけが喧嘩を止める。
摂理の御言葉より

 

日本では銃規制があるが、2007年にルネサンス佐世保銃乱射事件が起きた。スポーツクラブでの事件。大人4人と女子小学生2人を含む死者2名、重軽傷者という惨事になった。銃は合法的に手に入れたものであった。その後、日本でも銃所持資格法が改正された。規制は勿論必要だが、規制だけでは事件を防ぐのが厳しい。

 

余談だが私は一度だけ、銃を撃ったことがある。それはベトナムの戦争資料館でのことだ。銃を撃つ体験が出来る場所がある。その場所で、立った一発だけ撃った。撃った瞬間、物凄い音がして頭がガーンとして、何とも言えないショックを受けたのを覚えている。音を一発聞いただけで衝撃なのに、これが何度も繰り返されるとしたら頭が狂いそうだ。

 

神様は銃で亡くなる人々を見ながら、血の涙を流しているに違いない。

 

本当にこういった銃乱射事件、そして銃乱射を起こしてしまう心の中の考えが全て無くなるように、癒されるように。その考えから、たった一人のかけがえのない命が亡くなり、複数の人達が亡くなり、そして時には国同士の争いにまで発展してしまうのだから。

 

<個人の喧嘩(けんか)>も、逆上したら、一人が瞬間我慢できずに立ち上がって殴る。逆上した感情のせいでしばらく殴り、運動して頑丈な体なら相手を蹴っ飛ばすまでする。そうしてさらに逆上したら、武器を使って棒で殴り、ナイフで刺し、銃を撃ち始める。

<民族の戦争>もそうだ。感情が逆上するから、個人が武器を持って争うように争うようなことだ。互いに殺されまいと、もっと激しい行為をする。しかしナイフを投げ、石を投げ、銃を撃って激しく戦ったら、二人とも死ぬこともある。もし片方が生き残っても、損害を受ける。
摂理の御言葉より

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Photo by (c)Tomo.Yun

参考:
日本経済新聞

時事通信

TBSNews i

CNN

産経新聞

朝日新聞

HuffPostJapan

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