新卒で入社したブラック企業から3度の転職を経てつかんだ勝利ー専修大法学部卒

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ご挨拶

こんにちは!batです。私は今年で31歳になった男性社会人です。専修大学の法学部卒です。
今はIT系の会社でサーバーの構築などをやっています。

今回は【転職(特に異業種間)】についてお話してみようと思います。
法学部を卒業した私が経験してきた業界は【保険業界(営業・販売)】と【IT業界(SE)】の2つです。

 

【1社目】新卒で入社したまさかのブラック企業 同期の2/3はひと月もたない〜夢と現実のギャップ〜

私の最初の仕事は、医療保険の電話営業でした。多い日は1日に600軒近くの家に電話をかけていました。
しかし、会社の風土は完全ブラックで、実際に体験したことや伝え聞いたことは、あまりにも酷いものばかりでした。

・入社直後に合宿所で、社是を大声で叫ぶ練習をさせられる。(竹刀を持った教官もいた)
・上司のお怒りメール(カラフル)が部署全体に流れる。(個人向けではなく部署全体向け)
・営業目標未達の人は床に正座し、周りを取り囲んだ人から罵声を浴びせられる。(私はなかったけれど)

同期の2/3はひと月経たないうちに辞めました。
私も精神的にかなり追い詰められ、自分の成長やキャリアの事などを考え、転職活動をする精神的な余裕もないまましばらく勤務し、この会社を退社しました。

会社は辞めましたが、転職先など決まっているはずもなく、手持ちの情報もかなり少なかったです。
バイトをする時間を惜しんでも転職活動をしたし、熱心に祈ってもいたつもりですが、本当に決まりませんでした。
その原因の1つは、<希望業界を、知識も実績もないのに、『IT業界』にこだわっていたこと>でした。

経済的なリミットが迫る中、行き詰っている状態で、教会の牧師さんに相談する機会がありました。
その中で「気分転換に海外旅行に行ってみては?」と言われました。

「……」

これがその時の私の反応です(笑)。しかし、本当に不思議なのですが、数日間お祈りしている中でそのようにすべきだという考えが生まれてきたんです。
結局5月のGWに残っている所持金の半分を使って韓国に旅行に行きましたが、ここから一気に流れが変わりました。
韓国旅行の直前に受けていた会社が2つあったのですが、帰国後に最終面接を受けてどちらからも内定をもらうことができました。
そして、そのうちの1社に行くことにしました。

 

【2社目】感謝の心を忘れた私、その結末

念願のIT業界ということで、感謝の思いと希望を持って入社しました。
最初はルーターの設定などの基礎から学びました。覚えるのは大変でしたが、充実していました。
しかし、2つ目の現場は夜勤と人間関係に苦しみ、3つ目の現場は夜勤の時間帯がメインのプリント業務だったので、IT要素はほとんどありませんでした。

「どうしてこのようになったのか?」と祈っていましたが、ある夜勤の日に1つの答えを得ました。
それは「入社当時の思いと、仕事の場を与えて下さった神様への感謝と、周りの人たちへの感謝がなくなった」ということです。
このことに気づいてから、私自身が自分の成長の機会を逃したことを心から悔やみました。

あることをきっかけに転職を考えるようになりました。
そのきっかけは、家で休んでいる時に旧約聖書の出エジプト記とヨシュア記を読んだことでした。

詳しい内容は聖書を読んでみていただきたいのですが、神様に感謝して、やるべきことをちゃんとやった時に、神様が約束してくださった最高の場所である「カナン」に行くことができるようになりました。

日々のお祈りの中で、転職活動について祈っていたことは、主に以下の3つです。
・自分の個性に合った会社に行けるように
・経済的にもちゃんと自立できる会社であるように
・実力をつけるための土台がある会社であるように

そして2度目の転職活動を始めました。狙いは続けてIT業界の会社(特にサーバー、ネットワーク系)でした。
そこそこ大きい規模の会社を7社ほど受けて、翌年1月には2社から内定をもらいました。
内定をもらった後、牧師さんに相談したところ「どちらにも行かずに待ってみよう」と言われました。

また、会社に退職を伝えましたが、引き留められたことと、別の現場に行けるようにしようという話ももらっていました。
言われた通りにするかどうか迷いましたが決心して、2社には断りの連絡をしました。
早く決めたいと思っていたのは、「早くそこを抜け出したい」「経済的な貧困から抜け出したい」という思いでした。

断りを入れたのは、「神様は絶対に“神様から見て”もっといい場所に“時に合わせて”導いてくださる」という確信を持っていたことと、またすぐに機会は来ると思っていたためでした。
そして、その時は本当にすぐにやって来ました。

4月になると現場の人の出入りが激しくなり、経験を重ねた古株となる人たちが現場から出にくい状況になってきました。
その現場に丸2年いた私も教える側になっていましたが、会社の中の状況を考えても、私がそこを辞めることはかなり難しい状態になってしまっていました。
そして、改めて転職活動をするようになりました。
この時も狙いはIT業界で、お祈りしていた内容も2度目の時とほとんど同じ内容です。
選考は順調に進み、開発系のA社と運用系のB社から内定をもらいました。転職活動は1か月足らずで終わりました。

私は開発系のA社に行きたいと思っていましたが、牧師さんは運用系のB社の方いいのでは?と言いました。
それでも私はA社に行きたいという思いをその理由や経済的な面なども合わせて伝えていましたが、ご飯を食べながら話している最中、大きな地震が起こりました。その地震は、どちらにしようか迷っている私の心そのものに思え、「これ以上揺れるな。迷うな」というメッセージのようにも感じられました。
そして、その後数日祈る中で、やっぱりA社に行こうと決心をするようになりました。

 

【3社目】最後まで諦めなかったことで得た転職先

1月に引き続き会社に退職の意思を伝えると、最初は引き留められましたが、5月にはOKをもらいました。
しかし、最大の問題は、現場における会社の立場最も弱い『5次請け』だったことです。
特に1つ上の4次請けの会社の人が現場リーダーでしたが、全くとりあってもらえませんでした。
この間必死に祈り、会社経由でもかなり強い言葉で話してもらったこともあり、1か月以上たってやっとその人も納得してくれました。
現場リーダーが更に上の会社に伝えたのは8月以降、最後の上位3社のOKが出たのは9月末でした。

しかし、9月のシフト変更まではさせてもらえず、10/1の午前6時半くらいまで働き、そのまま転職先に朝9時に出社するというダブルワークをこなしました。
転職先への出社初日から本当に眠い思いをして、体も満足に洗っていない状態で入社日を迎えたのは、私で最後になってほしいと切に思っております(笑)。

最後に…「人生一生、自分一人を作る事だ」

私は「人生一生、自分一人を作る事だ」と教わりました。
私は不器用な分だけ他の人よりもかなり遠回りをしてしまいましたが、これからでも遅くないから頑張って作ろうと思えるようになったのも、この転職活動の時でした。

転職活動は我慢を強いられることもあります。私の場合、会社を辞めるのが本当に大変でした。
しかし、「会社は自分の事を守ってくれる存在ではない」「絶対に諦めてはいけない」と思って、粘り強く努力したつもりです。
粘り強く、ちゃんと目的と意味を持ってするならば、どんなことだってできると思います。

このブログを読んで、少しでも希望を持ってくださる方がいらっしゃれば幸いです。

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