伝道と勧誘の意味
伝道とは
宗教的真理、または教義を伝達し広めることです。
伝道師とは
1:伝道に従事する人。キリスト教では正教師の資格を持たない伝道者。
2:物事のよさを人に伝えて広める人。例;「日本文化の伝道師を自称する」
勧誘
あることをするように勧めて誘うこと。「保険の勧誘」「劇団に勧誘される」
byデジタル大辞泉
大よそ、宗教的観念が入っていると伝道
そうでないと勧誘
と大別されます。
言葉の意味だけとると、伝道=勧誘ではありません。
でもこれだけだと若干、具体性に欠けます。
じゃあ伝道とはそもそも何でしょうか?
摂理ではどうやって伝道するのでしょうか?
鄭明析牧師はどうやって伝道してきたのでしょうか?
おっとその前に。
聖書を見てみるとイエス様は、どうやって伝道してきたのでしょうか。
イエス様の伝道とは
イエス様の時は3年間、それも追われながら御言葉を伝えた。
摂理の鄭明析牧師 明け方の御言葉より
追われたというのは、イエス様を迫害した人達から追われたということです。
イエス様は間違いなく伝道で一生を終えた方。
イエス様が直接、声をかけて伝道したという点をあげます。
Calling of Peter and Andrew DUCCIO DI BUONINSEGNA 1308-11
ペテロを伝道したシーン
マタイによる福音書4章19節
イエスは彼らに言われた、
「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」。
1690 Perre Mignard 1475-1695
サマリヤ女を伝道したシーン
ヨハネによる福音書4章7節
ひとりのサマリヤの女が水をくみにきたので、
イエスはこの女に、「水を飲ませて下さい」と言われた。
これ以外にも数えきれないほどたくさんあります。
イエス様はひたすら、伝道に人生を費やしました。
ムリーリョ 病人を癒すキリスト 1652 マドリード、プラド美術館
時には罪人といわれる人達と時間を共にしました。
姦淫の罪を犯したという女性が広場に引っ張り出され、石を投げられようとしていた時
「今まで罪を犯したことが一度も無い人が、石を投げるがよい」
とおっしゃいました。そして誰も石を投げることが出来ませんでした。
ロット 姦淫の女とイエス 1530-35 パリ、ルーヴル美術館
そして多くの人々がそのイエス様の御言葉を神様の御言葉だとして受け入れ
2000年たった今でもなお、全世界で伝え続けられています。
鄭明析牧師の伝道
イエス様がそのように伝道し続けた人生について、よく鄭明析牧師は人々に証をされました。
言葉だけではなく、行いをもって。
病を患った人を自分の家に連れてきて、食べさせて、泊めてあげていました。
一人や二人ではない。このようなことは、よくあることでした。
周囲の人々がどうしてそんなことをしたのかと尋ねた時、
鄭明析牧師は
「私がしたことでありません。 神様がされたのです。」
とおっしゃいました。
もちろん、自分自身を神格化する言葉ではありません。
私も人に何かしたとき、私だけに人が感謝することがあれば
ほぼ間違いなく
「いや、私がしたんじゃなく神様がしたんだよ」
と言います。
私はただ神様の体となって働いたまでです。
摂理のバイブルスタディで
「神様は人を通して働く」
と言ったのに、神様がしたということを話さなければ
それは神様に失礼ではないでしょうか。
それこそ詐欺になってしまいます。
このように自分はなくて神様だけが残っていてこそ伝道もうまくいくという精神で、ひたすら鄭明析牧師は伝道に対し、生活の中で空く時間を殆どを費やしました。
鄭明析牧師の家は農家でした。
家族が理解を示してくれていたわけではないから月曜から土曜まで多くの農業の仕事をこなし、やっと日曜日に教会にいけるといった状況でした。日曜日でさえ、礼拝が終わって家に帰ったらすぐに家の仕事を手伝うのが日常でした。
そんな中でも仕事が終わってすぐに路傍伝道、すなわち街を歩きながらの伝道をし続けました。街と言っても鄭明析牧師の住んでいた場所は田舎。おそらく、今の日本にここまでの田舎はなかなか無いのではというくらいの田舎。
そこから数時間以上かけて隣の街まで歩いていって伝道していました。
誰かに強制されて強要されてしたわけではありません。教会で認められたくて伝道したわけではありません。
当時、鄭明析牧師の通っていた教会では、そのように鄭明析牧師が熱心に伝道にいそしんでいたことを良くは思っていませんでした。教会の中で波を立てずに済ませるのであれば伝道しないほうが良かったのかもしれません。
東西南北どこでも誰かれ問わず、会う人には「教会に言ってほしい」というその一言から始めました。バプテスマのヨハネのように荒野伝道にも熱心でした。家々を訪問しながら、また道を歩きながらも伝道し、ある時は行く用事もないのに、伝道するためにバスに乗り込んで伝えたりもしました。
特に伝道の火がついたのは18歳から21歳の時でした。
良いと思ったことを人々に伝えたくなる心理は誰にでも理解できるもの。伝道は誰かから強要されてやるものではなく天から恵みを受けた時、つまり自分自身がやりたくなったときにはじめて出来ます。
周りが応援してくれてるならともかく、前述の通りそうではない状況で伝道に励むというのは本人がよほど、絶対やりたいと思わない限り続くことは無いでしょう。
何でもそうだが最初からうまくいったわけではなくうまくいかないときもあるし、徹夜で涙で祈ったこともあったそうだ。人は、神様が自分を見つめて、愛してくれることを知らないときには、確実に信じることができないし、神様との関係も切れてしまう。たとえ無神論者でも、神様が自分を愛し、助けてくれていることを切実に悟るなら、ただちにその人も神様を愛することができる。しかし、人々は神様がそれぞれの個性に従って愛してくださることを知らず、「まさか私の何を見て、神様が私を愛してくださるだろうか。また難しい問題を解決してくださるだろうか」と思い、自分には別に関心もない神様だと考えている。自分自身が神様に関心を持たないから、神様も自分に関心のない方だと思っている。
*この御言葉は、テドゥン山(サン)ヨンムン谷(コル)で、翌日の路傍伝道のときにどんな話をしたらいいか祈った時、くださった御言葉だ。この御言葉をもって一か月間伝え、観光バスの中でも伝えたら、みんなが言うことを聞いて、悔い改めていることを見て、やりがいを感じた。
1970年4月。テドゥン山、夜の祈りの時の霊音 摂理の鄭明析牧師 御言葉より
このように鄭明析牧師は祈りながら伝道にいそしみました。
イエス様は女性も伝道しましたが、その姿を見ながら「もしかして女性と遊んでいるのでは」と誤解した人もいた。周囲の人だけでなく家族にも誤解されてしまいました。
フェルメール マルタとマリアの家のキリスト 1655 エジンバラ、スコットランド国立美術館
鄭明析牧師は、イエス様やイエス様の弟子たちが誤解されたようにそのように誤解されるようなことがあっても、それでも命をかけてイエス様のことを述べ伝えようとひたすら伝道に励みました。
誰かが鄭明析牧師に濡れ衣を着せても親戚、隣り人を問わず耐え忍んで、ひたすら天が与えて下さった使命のために走り続けました。それがおよそ数十年にもなりました。
大体、伝道しなければ、勧誘しなければ、問題の大半は生じません。摂理でも、どこでもそうです。問題とは迫害のこと、艱難苦難、心の傷を受けること、反対されることなどです。2000年前のイエス様の時を見てもそうです。
メシヤ・イエス様も、「一人」だけが神様を信じ愛して、その御言葉を守って行ない、神様がおっしゃったことを行なったなら、一人も伝道されなくて、2000年間<新約の救いの歴史>は広げられなかっただろう。それによって、神様も地球世界に<御心>をお広げになることができなかっただろう。イエス様も弟子たちもイエス様を信じる人たちも、「殉教」してまで伝道したので、神様が地球世界に<救いの御心>をお広げになることができた。
摂理の鄭明析牧師 明け方の御言葉より
イエス様がただ、黙って一人で静かに信仰を守る清い聖徒の一人であったなら、誰がイエス様を訴え出たでしょうか。
でもイエス様は艱難苦難があっても十字架にかけられてもなお、隣にいた人を伝道しました。ただ神様のことを述べ伝えようとしました。
問題が起きるから、反対されるから、間違っているから、認められないからと言ってイエス様が伝道しなかったのであれば今の数十億人のキリスト教徒は全員存在しないことになります。ひたすら、イエス様が人々に御言葉を伝えてくださったから今があるのです。
鄭明析牧師が人々を伝道しなければ、今の摂理人がこのように多く増えることはありませんでした。
自分が伝道したら、伝道された人たちが出ていってまた伝道し、伝道しつつ、「命の歴史」が広げられる。それによって、<千年成約歴史>が流れていけばいくほど、新しい歴史について来る人々が天の星のように無数に多くなる。そうすることで自分は「信仰の先祖」になる。
摂理の鄭明析牧師 明け方の御言葉より
まるで命が命を産むかのように、伝道された人が伝道してくれたから今の摂理人達がいます。
そして今では韓国だけでなく、世界各国に摂理の御言葉が広まっています。
世界各国で伝道の火がついています。
マレーシア ベテル教会キャンパスの新入生は”御言葉を聞く前は神様を信じない無神論でした。でも、1年間、御言葉を聞きながら神様の存在を信じるようになりました。御子主の愛と先生の犠牲もまた悟るようになりました。それで今日’主なしには生きられない’という歌で御子主に愛の告白をしようと思います。”と挨拶をした後、讃美で光栄を帰した。
参照:摂理マンデーMannam & Daehwa [マレーシア]尊い命の実を結んで
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で摂理メンバー達が伝道する姿
出典:摂理マンデーMannam & Daehwa The Lord’s Light of Life Church Begins UCLA Evangelism
様々に書いてきたが鄭明析牧師が伝道する時、その伝道方法は多種多様です。
摂理人も同じくそうです。全く同じような経緯、方法をたどって伝道される人は殆どいません。
でも鄭明析牧師の人生を見ると、方法論に偏ってるところは無く、ただひたすら神様の御言葉、聖書の御言葉を伝えるために人生の多くを費やしてきました。これからも各国の摂理メンバーは、神様のことを述べ伝えるべく、伝道にいそしむことでしょう。
追記:
個別にご連絡くださった方々、お忙しい中ありがとうございます。
私個人の非力さではお力になれない内容もあり
何か被害にあわれたなどご相談がございましたら
公式サイトに日本摂理の教団 お問い合わせフォームがございますのでぜひそちらをご利用ください。
摂理公式サイト:お問い合わせフォームはこちら
全国の教会を知っていますし、秘密厳守で対応してくださいます。
傷つかれた方の心が神様によって癒されることを、心からお祈りします。
関連・参考記事
【漫画】熱心に摂理に通っていたら親と他教会の牧師から監禁された話 FEAT.ブラックジャックによろしく
正体を隠して勧誘って「いわゆる宗教」になってしまうね。
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