私達が祝っているイエス様がどのように来られたのか、お生まれになった時どういうことがあったのかを分かって迎えましょう。聖書の随所に、イエス様の生まれといろいろな出来事が書かれています。
神様は自分を信じる人々に「あなた方の為に救い主を送ってあげる」と約束し、4000年ぶりに救い主イエス様を送って下さいました。
ヨセフとマリヤは、国の特令で、全国で戸籍登録をしなさいということで、ベツレヘムに戸籍登録に行った時に、イエス様を産むことになりました。
イエス様が生まれた所はホテルでも旅館でもありません。聖書に書いてある通り、馬小屋で生まれました。人々はイエス様が馬小屋で生まれたと言うと、みんな不思議に思います。イエス様を卑しく見せるために馬小屋で生まれさせたのではありません。2000年前、あの田舎の貧しい村にホテルがあったでしょうか。旅館があったでしょうか。戸籍登録をするために多くの人々が集まっていた所に用意された家があったでしょうか。ただちに子供を産める所といったら、馬小屋くらいしかなかったのです。戸籍登録に来た人達がごったまぜになっていたので、ヨセフは人々に見られないように囲いで馬小屋を囲い、マリヤがそこで子供を生んで、飼い葉桶に寝かせたのです。
神様は、全人類を救うべき救い主をこのように馬小屋で出発させました。この世の中の人々は誰一人、自分を罪から救って、天国に行けるようにすべき方が来ていることを知らないでいました。神様が遣わした方のことを、神様が教えなくては知ることはできません。
天の使者達が野原で羊を飼っている人達に現れて、彼らに言いました。「あなた方の為に、ダビデの町に救い主が生まれた」と喜ばしき知らせを伝えました。羊飼い達はみんな、突然現れて教えてくれた天の天使達の言葉を聞いて、タビデの町に行ってみたら、飼い葉桶に子供が寝かされていました。羊飼い達は拝み、感謝し、手を叩いて迎えました。
また、イエス様が生まれた所に光が照らされるようにすることで、遠く東方で星を研究していた学者達がその星を見て、来て、イエス様に黄金・乳香・没薬を捧げました。イエス様が生まれたことは、天の使者達を通して伝えることでわかるようになったし、また自然のしるしを見せることでわかるようになりました。
自分を救うためにメシヤが来たという知らせは、世の中で最も喜ばしき知らせだと言うほかありません。その喜ばしき知らせを伝える人達は、本当にやりがいのある人達です。もし悲しい知らせを伝えなければならない使命をもらったなら、伝える人の心がまず悲しいだろうし、伝えにくい立場ではないでしょうか。
全人類を救うべきメシヤは、本当にみすぼらしい村のみすぼらしいところで生まれ、この地上に来られたのです。馬小屋で生まれたということは不幸だというよりは、貧しかったからだと言わざるを得ません。
イエス様が生まれる前、ベツレヘムは寂しく、名もなく、取るに足らないイスラエルの最も小さい町でした。しかし、イエス様が生まれてから、イエス様が人類を救うために福音を述べ伝えたので、その噂がイスラエル全地に広まり、ベツレヘムのことを知らない人はいなくなりました。最も小さい町が最も大きい町と扱われるようになりました。
2001年12月23日 礼拝
「救い主が来られた」
より抜粋