繰り返す銃乱射事件
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の施設内で2日、何者かが銃を乱射し、少なくとも14人が死亡している。
2日午前11時頃、カリフォルニア州のサンバーナーディーノの障害者支援施設で何者かが銃を乱射した。警察当局によると、この事件で、少なくとも14人が死亡、14人がケガをしているという。
銃を撃った犯人は最大3人で武装しているとみられており、車で逃走しているということで警察が行方を追っている。
事件当時、施設内には州の職員や住民など約700人がいて食事会などが開かれていたということだが、当局は犯行の動機はまだ分からないとしている。
引用:NNN
出典:Stuff
苦渋の表情のオバマ大統領。先週もコロラド州にある医療関連施設で男が銃を発砲し、12人が死傷する事件が起きた。今年10月にもオレゴン州で銃乱射事件があった。その時にもオバマ大統領は「先進国で数か月おきに、このような銃乱射事件が起きるのはアメリカだけだ」と話している。
銃規制の強化への険しい道のり
19日に公表されたギャラップの世論調査によると、米国における銃器販売の規制を強化すべきと考えている米国人が全体の55%となり、過去1年でその割合が8%ポイント上昇した。
一方、自宅や敷地内に銃器を所有しているとの回答は43%で、拳銃が全米規模で普及していることも浮き彫りとなった。
多くの州では銃の販売店に購入者の身元調査を行うよう求めているが、民間人同士の売買については調査が行われず、抜け穴になっているとの批判がある。
銃販売の規制強化を求める声は、2012年12月にコネティカット州の小学校で児童20人と教員6人が射殺される事件が発生して以降強まった、とギャラップは分析している。それ以前は、規制強化を支持する回答の割合は44%で、事件以後はずっとこの水準を上回っている。
引用:ロイター
アメリカでは銃による事件で年間1万人が死亡している。
一刻も早く銃規制が実施されることを望む。誰も生まれてから殺人者の人はいない。でも手元に銃があったらどうか。銃が無ければ、銃乱射事件が起きる可能性は格段に低くなる。日本人には銃は遠い存在のように感じるが、もし同じく銃所持社会となったら日本も銃乱射事件が起きる可能性は十分にあるように思える。
勿論、人を殺めてしまうことに対しての心の教育も必要だが、もっと踏み込んでそもそも銃を持たない社会の実現に向けていく方がよほど良い効果をもたらす。銃を持たせながら「撃つんじゃない」というより、銃を持たせずに教育するほうがやはり実質的な教育に思える。
銃社会において、「だからこそ護衛の為に銃を持たなければいけない」という心理も分かる。私も同じことを考えるかもしれない。しかし、その銃保持の環境が続く限り、銃乱射事件をどうやって避けるのだろうか。
<罪の環境、自分が望まないさまざまな環境>で生きて、罪を犯さず、不義を犯すまいと自分を叱りつけ、我慢して耐える。しかし無駄な時がある。その時は「その主管圏、その環境」から出てこなければならない。
摂理の鄭明析牧師 明け方の御言葉
アメリカでは銃社会から脱したいという人達がたくさんいる。その人達の祈りと行いが報いられ、神様が強力に働きかけてくださるよう私も祈る。
参考:
NHK
ロイター