聖書に出てくる人物たちはどのように祈り、そして祈った結果、どのような人生を歩んだのでしょうか。
アブラハムーたくさん祈って信仰を守り通した「信仰の先祖」
アブラハムはたくさん祈った人です。たくさん祈ったから信仰を徹底的に守って信仰の先祖になりました。祈らなかったら信じられるはずの事も信じられなくなります。アブラハムはたくさん祈ったので、他の人は信じられなくて他の人は不可能に考えた事も、アブラハムは信じられたという事です。カルデヤのウルに行けといわれた時も、祈ったからいけたのです。
祈ったら神様の心に導かれるようになります。一晩祈ったら自信がつくし、勇気が生じるし、大胆になります。私達の現実を見ても、みなさんもたくさん祈ったらどんどん信じるようになるんじゃないですか。
現在を通して過去を見通し、自分を通し相手を見通してみても、アブラハムがたくさん祈ったから徹底的に信仰を守れたという事です。それで信仰の先祖になれました。誰でもある核心的な事を成し遂げてこれたのは祈ったからです。
ヤコブー困ったことがあるたびに祈り、耐え忍んだ
ヤコブも熱心に祈ったから21年の路程を成功に終える事ができました。ヤコブは本当に故郷に戻りたかったのです。叔父が自分の賃金を10回も変えた時には本当に嫌になって帰りたかったのです。(創世記31章38〜41)しかし祈りました。
「神様、こういう事になりましたが、どうしたら良いでしょうか」と祈った時、神様から心の感動を受け何か答えをもらったから、そのまま堪え忍ぶ事ができたのです。ヤコブが祈ったから堪え忍ぶ忍耐の力が生じたという事です。
ヤコブは困った事があるたび祈りました。祈ったから霊的になったし、夢で多くの事をえられる真理を知るようになりました。ヤコブが霊夢を見たんじゃないですか。(創世記31章10〜13)
どうしたら縞のある羊を産めるのかについて祈ったから、霊夢を見るようになりました。だからたくさん祈る時霊夢も見れるようになる、という事です。そしてヤコブがたくさん祈ったから、信仰の祝福、物質の祝福を受けて、パダンアラムから戻ってくる時、400人を率いてきたエサウの心を感動させる事もできたのです。(創世紀33章)
300人のギデオンの勇士たち、ヨセフの祈り
300人のギデオンの勇士たちも神霊な祈りをたくさんしました。
ヨセフもたくさん祈ったから神霊な人になれたのです。それで総理大臣にまでなれました。多くの中心人物達はたくさん祈った人達です。
神様はたくさん祈った人達を必ず使いました。面子(めんつ)や環境をみないでたくさん祈った人を使いました。たくさん祈ったから思想が強くなり、理想的な人になります。だから天はたくさん祈った人を使ったのです。
モーセ
モーセはたくさん祈った人です。たくさん祈ったから奇跡としるしをたくさん見せました。祈らなかったならそういうたぐいの事は現れなかったのです。祈り以外にはモーセが行なったようなそういうたぐいの事はできなかったのです。祈ったからそういうたぐいの事ができました。
1987年2月15日 主日礼拝 祈りの力より