がん-叔父のお見舞い

叔父は がんです。

今は入院しながら治療をしています。

 

叔父は私を小さい頃から可愛がってくれました。
母方のおばあちゃんの家に住んでいた叔父。
足を叔父は悪くしているのですが、私が行くといつも顔を出してくれました。

 

怒ったところを見たことがありません。
私の為に絵もよく書いてくれていました。

 

そんな叔父に。
私は今いったい何が出来るのだろう?
私の考えでは到底、何していいか分からなかったので、病院の駐車場で祈りました。

 

「神様が共にしてくださり、神様が私を通して叔父にしてあげたいことをしてください。」
そのように祈ってから病室に行きました。

 

病室に行ったらすぐに叔父は起き上がってくれて、今に至るまでの自分の症状を話してくれました。
叔父は延々と話し続け、1時間以上喋っていたでしょうか。
私はずっと聞いていました。

 

別れ際に一言、ポツリと叔父は私に言いました。

 

「話を聞いてくれてありがとう」

 

叔父はどうやら人と話したかったようです。
「やっぱり人は少しは喋らないとなあ」と言っていました。

 

叔父は結婚せずに今までやってきました。
祖父母は既に他界しています。兄弟は忙しく現役で働いています。

なので普段は話すこともなかなか出来ないと言っていました。

 

最後に薬水を渡して帰ってきました。その場で一口飲んでいました。

 

私は叔父に何が出来るか、また何をして差し上げるべきか全くわからなかったけれども
今は話を聞いてあげることが良かったことだったんだなと思いました。

 

今度、叔父に箴言付きのお手紙を書こうと思います。

 

いつも優しかった叔父に、今度は私が恩返しをする番です。

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