管理栄養士が話す風邪の時の食事レシピ!ーインフルエンザのときも

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管理栄養士の拓海です!

最近は季節の変わり目で、気候が安定しませんね。暑い日、涼しい日と繰り返し、朝晩の寒暖差もあり、なんだか体調がすぐれない、「風邪をひいてしまった」という声も聞こえてきます。時にはインフルエンザまで!


今回は風邪をひいたときの食事について解説します。

目次

そもそもなぜ風邪をひくのか?

管理栄養士が話す風邪の時の食事 (3)体温計で体温を測る人

「風邪」と呼ばれる症状はほとんどの場合、ウイルスや細菌が、鼻や口を介して感染することで起こります。特に、暑さや寒さといった温度変化、寝不足、過度の疲労、栄養の偏りや不足などがあると、身体の抵抗力が低下して風邪をひきやすくなるため、注意が必要です。

軽症ならば成人の場合、身体を温め、栄養と水分を摂って安静にすることで多くの風邪は治まります。

高熱やその他の重い症状がある、症状がなかなか治まらないなどの場合は速やかに医療機関を受診することをお勧めします。

食事の具体的なポイントは?

管理栄養士が話す風邪の時の食事 (5)おかゆ青菜

水分補給

下痢や嘔吐がある場合や、発熱によって多くの汗をかく場合、身体から水分が失われます。お茶や白湯、スープなどでこまめに水分を補給することが大切です。
特に下痢や嘔吐がある場合には、スポーツドリンクや経口補水液と呼ばれるイオン飲料を利用してもよいです。

エネルギー補給

風邪をひくと食欲が低下しやすいうえに、発熱によりエネルギーを消耗してしまいます。食欲がない中でも、消化に負担をかけにくい食品でエネルギーを補うことが望ましいです。
お粥や煮込みうどんなど、やわらかく調理したものや、ゼリーやジュースなど、さっぱりしていてのど越しのよいものを無理ない量で食べましょう。

栄養の偏りに注意する

体調が悪いときには「何でも食べる」ことが難しい場合があります。


しかし、身体の回復のためにはたんぱく質、ビタミン、ミネラルも大切なものです。症状が徐々に治まって食欲も回復してきたら、ゼリーやうどんなどの糖質源となる食品だけでなく、意識的に食事の幅を広げていきましょう。

たとえば、卵や豆腐などのたんぱく源となる食品や、火を通すと軟らかくなる葉物や大根、にんじんなどのビタミン、ミネラルの補給源となる野菜類を取り入れるといいです。

風邪の時のおすすめメニュー

管理栄養士が話す風邪の時の食事 (2)うどん卵青菜ほうれん草

<卵とほうれん草の煮込みうどん>(2人分)
1. ほうれん草80gは3㎝幅に切ります。
2. 鍋にお湯(700㏄程度)を沸かし、麺つゆ(しょうゆとだしの素でも可)で味を調えます。
3. 鍋にうどん(2玉)を入れ、軟らかくなるまで煮込みます。
4. うどんがちょうどよい軟らかさに煮えたら、溶いた卵1個を鍋に回し入れます。
5. 卵に火が通ったら完成!

ポイントは

主食(うどん)+たんぱく源(卵)+ビタミン、ミネラルの補給源(ほうれん草)】
を組み合わせることです。それぞれ、お好みで他の食品を代用することも可能です。このバランスを意識することで、食欲がない中でも栄養の偏りを最小限にとどめることができます。

気温、湿度の変動が激しく、体調管理が難しい時期ではありますが、みなさんに神様が与えてくださる健康の祝福が満ちることをお祈りします!

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