人は心で生きているというのに

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ー鹿児島の家庭局男性からの手紙ー

 

成田空港で、機内に乗りました。

すると、席には外国人の親子が窓側に

座っている。

男の子は3歳ほど。

母親は40歳くらい。

廊下列の席に、後から日本人の女性客が

登場。

無言で、なんだか坊やを見つめてる。

どうやら、その女性が窓側席のようだ。

すると、母親はそれを察し、

坊やをどかそうとする。

しかし、坊やは抵抗する。

なぜか?

坊やは、窓の外を見たいのだ。

広い空、大きな飛行機、長い滑走路。

あの好奇心の眼は本当に美しい。

しかし、女性客は、

「え?そこ、私の席なんだけど!」

みたいな、冷たいそっけない顔つきです。

僕はそのシーンを見てて悲しくなりました。

すぐ後ろにいた添乗員のCA・・・無言。
「えっ?」

僕は思った。

あなた達に心はないのか?

お母さんが、相当無理やり、坊やを力ずくで

持ち上げて廊下列へと移動させる。

案の定、大泣き。

彼の人差し指は窓側にずっと向いていた。

「僕は空を眺めたい・・・お願い。。。」

平然と座る女性。

そんなにも、形式を守るのか。

席なんてどこでもいいじゃん。

大人でしょう?

彼女には、坊やの「心」が見えなかった。

日本人の「形式」を捨てよう。

「新しく」なろう。

坊やの泣き声は、僕の心に響いた。

“人は心で生きているというのに”

 

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