大学生、優太君から届いたメッセージです。大切なおじいちゃんとのことを書いてくれました。これを読んでくださってる方々、おじいちゃんの為に一言でもお祈りしてあげてください。
明け方、母親から一通のLINEが届いた。
「おじいちゃんのことで話があるから電話下さい。」
おじいちゃんが危篤に陥った。僕は大学四年生なので卒業研究などがあり、とても忙しかったので、状況的には行くのも難しかったが、どうしようかお祈りをした時に神様が一つの感動を与えてくれた。
「おじいちゃんに手を置いて祈ってあげなさい。」
先生(鄭明析牧師)は、家族のことを本当に大切にする。その精神を僕も受けなきゃいけないと思った。
小さい頃から本当におじいちゃんにはお世話になったので、片道4時間かけて、日帰りでおじいちゃんに会いに行った。おじいちゃんに手を置いてお祈りをしに行った。
でも、まだ顔を見てもない時から、涙は止まらなかった。おじいちゃんと過ごした日々、かけられた言葉、してもらったことが走馬灯のように思い浮かんできた。21年間生きてきて、親族が亡くなる経験は初めてだった。
危篤状態だとしても、目が赤い状態でおじいちゃんに会うのが恥ずかしくて、目が赤くなくなるまでお母さんの車で待機してた。
「男は強くなきゃいけない。」
おじいちゃんにいつも言われてたから、泣いた顔で会ったらダメだと思った。
でも時間が経っても目は元に戻らなくて、車から降りない僕をお母さんは呼び出した。
「小さい頃から泣き虫だったけど、今日は絶対泣かない」と決めて、おじいちゃんの元に行った。
ショックを受けた。
人の死に顔はおろか
危篤状態の人の顔をリアルで見たのは初めてだった。
ふくよかだったおじいちゃんは、見る影も無く痩せ細って、目もほぼ開いていない。
声も出せず、動くこともできず、ただゆっくりと呼吸するだけ。
ただショックだった。
いつもみたいな笑顔の挨拶と、つまらない冗談を今日はくれなかった。
でも泣かないって決めたし、笑顔で声をかけた。
「おじいちゃん!優太だよ!会いに来たよ!」
絶対に返事なんて無いと思ってた。声も出せないし、顔も分からないと思うと言われてたから。
でも何度も声をかけた。
「おじいちゃん!優太だよ!会いに来たよ!優太だよ!分かる?」
…おじいちゃんは声を出した。いや、声ともいえないかもしれないが、身体から振り絞るような音を出してくれた。
泣いた。僕も、お母さんも、おばあちゃんも、他のみんなも。
分かってもらえた。小さい頃から一緒で、どの孫よりもぼくのことを気にかけてくれていた、おじいちゃんは僕のことを分かってくれた。
片目だけだが、会った時より目を大きく開き、動く僕を目で追ってたから、僕だと分かってくれたようだ。
おじいちゃんの手を握ってお祈りをした。
「愛する神様、ここまでおじいちゃんを生かして下さってありがとうございます。おじいちゃんも肉の人生、残りわずかです。主はおっしゃいました。『主イエスを信じなさい。そうすればあなたもあなたの家族も救われる。』足りないですが、これまでの私の条件により、おじいちゃんも救われると信じます。どうか、おじいちゃんが死んだ後にキリストの言葉を受け入れることができるようにして下さい。そして少しでもいい霊界に行けるようにして下さい。」
おじいちゃんにも心の中で話しかけた。
「おじいちゃん、今までありがとう。おじいちゃんの肉体が亡くなったら、キリストがおじいちゃんのところに来るから、その人の言うこと聞くんだよ!そうすればまた会えるから!」
その時、おじいちゃんの手が動いた。手が挙がった。分かったと言わんばかりに、手が挙がった。そして、数秒の間、強く息をした。
おじいちゃんに通じたと確信した。
そうして、もう一つ不思議なことが起こった。
電気が点いた。誰もスイッチに触ってないのに、急に電気が点いた。
神様に通じたと確信した。
その後、おばあちゃんや、お母さん、他の親族が近くにいない間に、直接声をかけた。
「おじいちゃん、キリストの言うこと聞くんだよ?そうすればまた会えるからね!」
おじいちゃんは再び手を挙げた。数秒の間、強く息をした。
そしておじいちゃんがこう言ったように感じた。
「分かったよ。」
おじいちゃんが生きてる間にもう一度会えるかは分からない。でも、もう悲しくない。霊でおじいちゃんに会えると確信してるから。
世の中の医者は偉大だ。死にゆく人の寿命を数年、時とすれば十年以上も伸ばすことができる。
でも、キリストはもっと偉大だ。人の命を永遠に生かすことができる。
肉の命を直接治療することは出来ないかもしれないが、霊の命を不死にしてくれる。
今回の件で僕は決心した。
「多くの人に、キリストを教えて、神様聖霊様御子のことを教えて、多くの霊の命を救う人になる!」