聖書の御言葉には同じ比喩でも意味が違うものがたくさんあります。
例えば「パン種」の比喩を見てみましょう。聖書を読んでみると、「天国」もパン種に譬えたし、「腐るもの」もパン種に譬えました。
マタイによる福音書13章33節で、主は「天国はちょうど女の人が三斗の粉の中に入れて全部を膨らませたパン種と同じだ」とおっしゃいました。主は福音によってこの地上で天国がだんだんとなされていることをおっしゃいました。パン種で粉を膨らませるように、命の御言葉ですべての人々を天国人に変化させ、天国がだんだんと広まっていくと言いました。
マタイによる福音書16章6~12節で「パリサイ人たちとサドカイ人たちのパン種に気を付けなさい。彼らの教えに気を付けなさい」とおっしゃって、堕落し腐る行動をする人たちのことをパン種にたとえました。きれいでよいものを腐らせるパン種のように、彼らの教えは人々の考えと行為をだんだんと腐らせ、堕落させると言いました。
2010年3月17日 水曜日の御言葉
説教者:チョンミョンソク牧師