[Word]「なぜ、彼らに譬でお話しになるのですか」/新約聖書マタイ13章
イエス様が弟子たちと共にして、イスラエルに福音を伝えていた時でした。(マタイによる福音書13章) イエス様は種まきの比喩を使っておっしゃいました。 種をまく人が…
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「彼ら」とは誰なのか知らなければなりません。
「彼ら」とは当時イエス様を異端視し、排斥し、無念な思いをさせ、悪く言い、主の御言葉を聞いてケチをつけ、非難し、福音に反対し、言いがかりをつけ、主の御言葉を見くびって、悪く評価し、嘘で批判する人たちで、その時代の福音の敵たちでした。パリサイ人たちとサドカイ人たちもそうでした。彼らは王の王であり、メシヤであり、神様のようなイエス様に、ありとあらゆる悪い仕業をしました。
彼らに天国の秘密を許すことはできないから、主は彼らが聞いて分からないように比喩でおっしゃいました。弟子たちも主が比喩でおっしゃったことは聞いてもわかりませんでした。それで説教が終わると、密かに主のところに来て、その比喩を説明して下さいと言ったので、主はその実相を話して下さいました。
それで弟子たちは天国の比喩の御言葉を悟って喜び、どんな迫害があっても、どこの誰が反対をし、不信し、異端視をしても、すべてに打ち勝って、喜びで主に従いました。
これは、ちょうど、自分が買った宝石を見て誰かが悪いと言ったけれど、宝石屋の主人がその価値と本物の宝石である事を話してくれたので、どこの誰が悪く言っても捨てないで大切に思って喜ぶのと同じです。
善と悪の二つの世界はいつの時代にも存在しました。すべてが善になるわけでもなく、すべてが悪になるわけでもありません。
2010年2月17日 水曜礼拝 説教者:チョンミョンソク牧師